介護職と結婚するのはあり?メリットやデメリット、結婚生活などについて解説

介護職あるある
2024/08/27

介護職と結婚しようと考えており、以下のような疑問や不安を持っている方は多いのではないでしょうか?

介護職と結婚しても大丈夫?
低収入と言われる介護職と結婚するのは心配…
介護職と結婚したら共働きしないと厳しい?

本記事では、介護職と結婚しようか悩んでいる方に対して、介護職と結婚するメリットやデメリット結婚後の生活などについて解説します。

また介護職と結婚に発展するケースについても紹介します。

介護職と結婚しようと考えている方は、ぜひ本記事を参考に幸せな結婚を実現させてください。

介護職と結婚するのはあり?

介護職と結婚するのがありかどうかについては、その人の価値観によって異なります。
おそらく結婚相手に求めることは、以下のようなことがあるでしょう。

  • 価値観や性格が合う
  • 信頼関係が築ける
  • 相手を尊敬できる
  • 経済的に苦労しない
  • 心の余裕がある

そのほか、家事や育児に積極的で家族のために頑張れることも多くの人が求めることではないでしょうか。

介護職との結婚についてできるだけ客観的に判断できるよう、介護職と結婚するメリットやデメリット、介護職の働き方などについて紹介していきます。
介護職との結婚がありかどうか、さまざまな要素を考慮した上で自分なりの答えを見つけてみてください。

介護職と結婚する前に知っておくべきこと

介護職と結婚する前に知っておくべきことは、以下の3つです。

  • 人と接することが好き
  • 介護職の給料はいくら?
  • 介護職の働き方は?
  • 介護職にはどんな人が多い?

それぞれ具体的な内容を見ていきましょう。

介護職の給料はいくら?

介護職と結婚する前に、介護職の給料実態を知っておきましょう。

厚生労働省の調査である「令和4年度介護従事者処遇等調査結果」のデータによると、介護職の平均月収は以下のとおりで、全産業の平均よりも低い結果となっています。

職種 平均月収
介護職 317,540円
全産業 381,666円

参考:令和4年分 民間給与実態統計調査|国税庁

紹介した月給は平均で、介護職は年齢や資格によって給料が変動します。
介護職の給料については、以下の記事を参考にしてください。

▼関連記事

介護職の給料と手取り額はいくら?年齢や資格別に徹底解説

介護職の働き方は?

介護職は土日祝日関係なく出勤し、シフト制で勤務するのが主な働き方です。
なお介護の代表的施設である「特別養護老人ホーム」では、以下のようなスケジュールで勤務します。

特別養護老人ホームの早番業務
7:00〜 出勤
7:30〜 起床介助や朝食準備
8:30〜 口腔ケアや排泄介助
10:00〜 水分提供や入浴介助
12:00〜 休憩
13:00〜 口腔ケアや排泄介助
14:00〜 レクリエーション
15:00〜 おやつと水分提供
15:40〜 記録業務や申し送り
16:00〜 退勤

そのほかにも、遅番や夜勤などの勤務形態もあります。

以下のケアきょうYouTubeでは、特別養護老人ホームでの介護職の仕事について紹介しているのでぜひご覧ください。

▼関連動画

介護職のさまざまな働き方については、ケアきょうの記事を参考にしてください。
ケアきょうの「介護職仕事紹介一覧」を見る

介護職にはどんな人が多い?

介護業界にはさまざまな人がいますが、介護職に向いている人は、以下のような特徴があります。

  • 人と接することが好き
  • 相手を理解する思いやりの心がある
  • 他人の話を聞くのが得意
  • 相手のペースに合わせられる
  • 健康で体力がある
  • 感情のコントロールがうまい
  • 相手の利益を考えられる

感情的になりにくく、相手の気持ちを思いやれる人が介護職に向いているため、性格的にも優しい人が多い傾向です。

また相手の話を聞くのが得意な人も介護職に向いているため、介護職と結婚することで愚痴や不満を嫌がらず聞いてくれるかもしれません。

介護職に向いている人については、ケアきょうYouTubeでも紹介しているのでご覧ください。

▼関連動画

介護職と結婚に発展する3つのケース

介護職と結婚に発展するケースは、以下の3つです。

  • 職場で出会う
  • 友人の紹介やマッチングアプリなどで出会う
  • 結婚した後に介護職になる

それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。

職場で出会う

介護現場は男女で協力して仕事をする機会が多く、身体介助で物理的距離も近くなりやすいため、他の仕事よりも親密な関係になりやすい職場です。
男女で夜勤をする場合は長時間2人でいるため、お互いのことを知るいい機会になります。

そのため、職場で恋愛関係に発展し結婚に至るケースもあります。
ただ男女比率としては、まだまだ男性率が低く、女性にとっては競争率の激しい環境と言えるでしょう。

友人の紹介やマッチングアプリなどで出会う

友人に紹介された人が、たまたま介護職だったということもあるでしょう。
また最近では、マッチングアプリの利用も盛んで、実際に会ったことない状態からネット上で交流が始まり、恋愛から結婚につながるケースもあります。

マッチングアプリは相手の年収や職業などを指定し、好みの人を絞り込むこともできるため、自分の希望条件に沿った人を探すには効果的な手段です。
職場に出会いがないという人は、マッチングアプリもひとつの選択肢と言えるでしょう。

結婚した後に介護職になる

結婚後に転職して介護職になるというケースもあるでしょう。
介護職は一般の会社員と違い、土日祝日関係なくシフト制で出勤日が決まります。
また、勤務時間も早番や遅番、夜勤などさまざまな時間帯があります。

パートナーが介護職への転職を検討している場合は、夫婦で介護職の働き方について調べて、自分に合っているか考えてみましょう。
介護職の働き方については、本記事の「介護職の働き方は?」を参考にしてください。

介護職と結婚するメリット

介護職と結婚するメリットは、以下の3つです。

  • 仕事がなくなる心配がない
  • 家事や育児を積極的にしてくれる
  • 平日の空いている時間に外出できる

介護職との結婚を考えている方は、結婚後の生活をイメージしながら、参考にしてください。

仕事がなくなる心配がない

介護業界は慢性的な人手不足で、常に多くの求人が出ている完全なる売り手市場(求職者が有利な状態)です。
そのため、介護職と結婚しても仕事がなくなることはないという安心感につながります。

また日本全国に求人があるため、どこに住んだとしても仕事を探すのには困らないでしょう。
資格を取得し経験を積めば、確実に給料も高められます。
結婚相手の仕事がなくなるリスクを心配している方は、介護職との結婚がおすすめです。

家事や育児を積極的にしてくれる

介護の仕事は、掃除や洗濯、調理など生活に必要な家事をサポートする場面も多くあります。
また排泄介助や入浴介助などご利用者の身体に触れるような、思いやりが求められる業務もあります。

これらの仕事は、結婚生活において非常に役立ちます。
たとえば、掃除や洗濯、調理などの家事を仕事で経験していれば、家庭でもスムーズに行えるため、積極的にやってくれるでしょう。
また、排泄や入浴などの身体介護を経験していると、育児の際に役立ちます。

平日の空いている時間に外出できる

一般の会社員であれば、平日が休みになることはなく、外出は基本的に土日祝日です。
そのため、どこに行っても人が多く混雑している場合が多く、せっかくの休みでも外出によって疲れてしまいます。

介護職は平日休みが多いため休日は混んでいる場所に、平日に空いている時間に出掛けられます。
介護職と結婚すれば平日に連休をとって、平日のようなキャンペーンを活用して、お得に旅行するのも可能です。

介護職と結婚するデメリット

介護職と結婚すると、以下のようなデメリットを感じるかもしれません。

  • お金に苦労する可能性がある
  • シフト制で予定を合わせにくい

それぞれデメリットへの対策についても触れているため、ぜひ参考にしてください。

お金に苦労する可能性がある

記事内の「介護職の給料はいくら?」でもお伝えしたとおり、介護職の給料は全産業の平均よりも低いのが現状です。
そのため介護職の給料では、金銭的に苦労していると感じる場合もあります。

ただし介護職の給料は働く職場によって異なり、必ずしも給料が低い職場ばかりではありません。
またスキルアップや転職などによって、介護職として効果的に給料を上げていくことも可能です。

介護職で手取り30万以上稼ぎたいという人は、以下の記事を参考にしてください。

▼関連記事

介護職で手取り30万円以上稼げる?具体的な方法は?【介護職監修】

シフト制で予定を合わせにくい

平日休みが多く、人が少ない空いている時間に外出できるメリットはあるものの、シフト制で予定を合わせにくいという点はデメリットです。

たとえば、介護職と一般の会社員という組み合わせの夫婦であれば、GWや年末年始などに夫婦揃って連休をとるのは難しいでしょう。

ただし介護職は希望休という制度を導入している職場が多いため、一般会社員のパートナーの休みに合わせて希望休を取得すれば、揃って連休をとることも可能です。

介護職の結婚に関するよくある質問

介護職の結婚に関するよくある質問は、以下の3つです。

  • 介護職は職場結婚が多い?
  • 介護職の男は結婚できない?
  • 介護職と結婚したら共働きは必須?

それぞれの質問にわかりやすく回答しているので、ぜひ参考にしてください。

介護職は職場結婚が多い?

介護職で職場結婚している方は多く、介護職同士の結婚は一緒に生活する上でメリットが多くあります。
たとえば、以下のようなことです。

  • 休みを合わせやすい
  • 価値観やライフスタイルが似ている
  • 互いの仕事の悩みを相談しやすい
  • 求人が多く転職しやすい
  • シフト制で家事や育児を分担しやすい

介護職はけっして給料の高い仕事ではありませんが、介護職同士で結婚し共働きで協力すれば収入も安定するため、経済的に余裕を感じながら生活できるでしょう。

介護職の男は結婚できない?

男性介護職は結婚できないと思う方もいるかもしれません。
しかし、以下のような理由から男性介護職はモテるため、結婚もしやすいと言えます。

  • 介護職は男性よりも女性が多い
  • 優しくて気が利く人が多い
  • 愚痴や不満を聞いてくれる
  • 清潔感のある男性が多い
  • 家事や育児に協力的である
  • リーダー職であれば責任感が強い
  • 体力が必要な介護現場で魅力的に見える

女性比率が多い介護現場では、男性介護職が率先して引っ張ってくれたり相談役をしてくれたりするため、女性にとって好感をもてる方が多い傾向です。

男性介護職の魅力については、以下の記事でも紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

▼関連記事

男性介護職はモテる?その理由と魅力を現役男性介護職が解説します!

介護職と結婚したら共働きは必須?

介護職の平均給与は全産業の平均よりも低いですが、だからといって共働きが必須とは言えません。
実際にパートナーが介護職で、専業主婦をされているケースもあります。

ただし子どもが複数人生まれ、教育費用が必要になってくると、介護職ひとりだけの収入では十分な教育環境を用意できないかもしれません。

介護職だからではなく、世帯としていくら収入があれば安定できるかを把握し、必要であれば共働きをしましょう。
働き方についてはそれぞれ価値観が異なるため、お互いの考えを尊重しながら、自分達夫婦のライフスタイルに合わせて働き方を選択するのがおすすめです。

まとめ

介護職と結婚すると、家事や育児への参加、仕事がなくなる心配がないといったさまざまなメリットがあります。
その反面、けっして高いといえない給料のため、共働きが必要となるケースもあるでしょう。

介護職は職場結婚に発展しやすく、介護職同士で結婚すればライフスタイルを合わせたり、仕事の悩みを相談し合えたりする関係になれます。

介護職との結婚で悩んでいる方は、介護職のことを理解した上で結婚後の生活をイメージしながら、前向きに考えてみるといいでしょう。

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