第35回介護福祉士国家試験(2023年度)の合格点・合格ラインを予想!受験生のリアルな声も
第35回介護福祉士国家試験が2023年1月29日(日)に行われました。
受験した方の多くが、合格点を早く知りたいと思っているのではないでしょうか?
結果発表は3月とまだ時間がかかるため、落ち着かない人も多いでしょう。
本記事では第35回介護福祉士国家試験の合格点・合格LINEを、ケアきょう独自の情報をもとに予想しています。
ぜひ、ご自分の予想結果と照らし合わせながらご覧ください。
注意事項
本内容はケアきょう独自の解答速報をもとにした参考情報で、合否などの試験結果を保証するものではありません。
第35回介護福祉士国家試験の合格点を大予想!
例年の経過をみると、介護福祉士国家試験(筆記試験)の合格ラインは、総得点の60%程度です。
まずは筆記試験に合格するための条件や、過去10年の合格基準点を振り返っていきながら、今回の合格点の参考にしていきましょう。
筆記試験合格には2つの条件がある
介護福祉士の筆記試験は、以下2つの条件を満たすと合格になります。
- 総得点125点中75点以上であること(問題の難易度で補正される場合あり)
- 試験問題11科目群すべてで得点が取れていること
合格の基準として、125点満点の正答率60%で75点が最低でも必要です。
その年の平均点によって補正が入ることを考えると、80点以上取っておくと安心できます。
また総得点が75点以上でも、11科目群のうち1科目でも0点があれば不合格になります。
11科目群と問題数は、以下の表のとおりです。
科目群 | 科目 | 出題数 |
---|---|---|
[1] | 人間関係とコミュニケーション | 2問 |
介護の基本 | 10問 | |
[2] | 人間の尊厳と自立 | 2問 |
コミュニケーション技術 | 8問 | |
[3] | 社会の理解 | 12問 |
[4] | 生活支援技術 | 26問 |
[5] | 介護課程 | 8問 |
[6] | こころとからだのしくみ | 8問 |
[7] | 発達と老化の理解 | 10問 |
[8] | 認知症の理解 | 10問 |
[9] | 障害の理解 | 12問 |
[10] | 医療的ケア | 5問 |
[11] | 総合問題 | 12問 |
合計 | 125問 |
参考:厚生労働省「介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について」
この中でも医療的ケアは問題数が5問と少ないからこそ、取りこぼさないよう注意が必要です。
介護福祉士国家試験の過去10年の合格基準点(筆記試験)
介護福祉士国家試験の、過去10年の合格基準を見てみましょう。
第28回までは10科目群120点満点でした。
実施年 | 合格基準 |
---|---|
第34回(2022年) | 78点/125点(正答率62.4%) |
第33回(2021年) | 75点/125点(正答率60%) |
第32回(2020年) | 77点/125点(正答率61.6%) |
第31回(2019年) | 72点/125点(正答率57.6%) |
第30回(2018年) | 77点/125点(正答率61.6%) |
第29回(2017年) | 75点/125点(正答率60%) |
第28回(2016年) | 71点/120点(正答率59.1%) |
第27回(2015年) | 68点/120点(正答率56.6%) |
第26回(2014年) | 68点/120点(正答率56.6%) |
第25回(2013年) | 69点/120点(正答率57.5%) |
参考:厚生労働省「介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について」
直近3年は、合格点が75点以上と例年に比べると高い傾向です。
介護福祉士国家試験の過去10年の合格基準点(実技試験)
こちらは過去10年の実技試験の合格基準点です。
実施年 | 合格基準 |
---|---|
第34回(2022年) | 53.33点 / 100点 |
第33回(2021年) | 53.33点 / 100点 |
第32回(2020年) | 46.67点 / 100点 |
第31回(2019年) | 46.67点 / 100点 |
第30回(2018年) | 60点 / 100点 |
第29回(2017年) | 53.33点 / 100点 |
第28回(2016年) | 46.67点 / 100点 |
第27回(2015年) | 46.67点 / 100点 |
第26回(2014年) | 46.67点 / 100点 |
第25回(2013年) | 53.33点 / 100点 |
参考:厚生労働省「介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について」
実技試験に関しては大きな変化はなく、およそ50点以上で合格できる結果となっています。
介護福祉士国家試験過去10年の合格率は?
介護福祉士国家試験の過去10年の合格率を見てみましょう。
実施年 | 合格基準 |
---|---|
第34回(2022年) | 72.3% |
第33回(2021年) | 71.0% |
第32回(2020年) | 69.9% |
第31回(2019年) | 73.7% |
第30回(2018年) | 70.8% |
第29回(2017年) | 72.1% |
第28回(2016年) | 57.9% |
第27回(2015年) | 61.0% |
第26回(2014年) | 64.6% |
第25回(2013年) | 64.4% |
参考:厚生労働省「介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」
近年は合格率7割ほどを推移しており、比較的高めの合格率になっています。
過去10年の合格点・合格率についてはケアきょうのこちらの動画も参考にしてください。
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ケアきょう求人・転職の無料相談介護福祉士国家試験を受験した人のリアルな声
それではケアきょうで行なった問題解説ライブや、合格点予想ライブで集まった声を紹介し、第35回介護福祉士国家試験の予想合格点を発表します。
様々なユーザーの方から自己採点の結果を集めました。
自己採点がまだという方は、こちらの記事で解答予想をしているのでご確認ください。
▼参考記事
問題解説ライブでのコメントを紹介
こちらはケアきょうのYouTubeチャンネルで、介護福祉士国家試験の問題解説ライブをした際の受験者のコメントです。
今年から問題の傾向が変わり、午前の部では地域移行や共生社会への国の取り組みなどに関する問題が多くなっていました。
また内容だけでなく問題数の変更や順番の入れ替えなど、これまでと異なる形によって、難しく感じた方も多かったのではないでしょうか。
▼参考記事
合格点予想ライブでのコメントを紹介
続いては同チャンネルのライブで、介護福祉士国家試験の合格点を予想した際の受験者の声です。
やはり今回の試験は、午前が難しく午後が簡単だったという意見が多くありました。
第35回介護福祉士国家試験の予想合格点は?
問題の難易度やアンケート結果、またケアきょうのYouTubeシリーズで解説いただいている佐藤先生の予想から、ズバリ第35回介護福祉士国家試験の予想合格点は「75点〜77点」とさせていただきました。
ケアきょうアンケートの以下の質問でも、以下のような結果でした。
Q:今年の試験は簡単だと感じましたか?
- 難しかった:5割ほど
- 普通だった:3割ほど
- 簡単だった:2割ほど
こちらのアンケート結果も踏まえ、昨年の合格点78点よりもやや下がるという予想をしました。
皆さんの採点結果はいかがだったでしょうか。
介護福祉士国家試験に合格したら必要なこと
第35回介護福祉士国家試験の合格発表は、2023年3月24日(金曜日)です。
当日は試験センターのWebサイト上に合格者の受験番号が掲載され、同時に受験者に合否の結果を発送します。
合否の結果以外に、試験の総得点や各科目群の得点もわかります。
実技試験が必要な場合は、2023年2月17日(金曜日)に筆記試験の合否が通知されます。
合格者は3月5日(日曜日)に実技試験を受けて、最終的な合格発表を待つ形です。
ここでは、介護福祉士国家試験に合格した場合に必要なことを解説します。
資格の登録申請を済ませよう
合格証が手元に届いたら同封されている登録関係書類を記入し、すみやかに郵送しましょう。
登録の手続きを試験センターが受理し、その後登録証が合格者の手元に届くまでに1ヶ月ほどかかります。
登録証が届けば、晴れて介護福祉士として働くことが可能になります。
受験資格見込で受験した人は?
受験資格見込で受験した場合は、合格証が届いた受験資格を満たしていることが確認できる以下のような書類が必要です。
- 実務経験証明書
- 実務者研修修了証明書
- 介護技術講習修了証明書
- 卒業証明書
それぞれの受験資格によって必要書類も異なるので、詳しくは「受験の手引き」で確認することをおすすめします。
まとめ
今回は第35回介護福祉士国家試験の予想合格点を紹介しました。
受験した人のリアルな声もあわせて知ることで、合格点をより予想しやすくなったのではないでしょうか。
「簡単だった」「難しかった」などさまざまな意見があり、予想合格点と自分の点数を比べて、ある程度結果がわかった人もいると思います。
うまくいかなかった人は来年に向けて頑張ればいいですし、うまくいきそうな人は合格後の手順を確認して、必要な手続きの準備をしておきましょう。
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