グループホームの夜勤は大変?業務内容やお給料事情を詳しく解説!

介護職仕事紹介
2022/11/19

介護職の需要が高まっている現在、グループホームで働くことを考えた方もいると思います。

「名前は聞いたことがあるけど、実際はどんなところなの?」
「夜勤は大変なの?」

と気になることは沢山ありますよね。

夜勤といえば「大変」「きつい」というイメージを持っている方も少なくないでしょう。
実際はどうなのでしょうか?

業務内容やお給料事情についてまとめました。
みなさんが職場を探すヒントになれば幸いです。

グループホームとは

認知症のある高齢者が対象の介護施設です。
利用できる人数はユニットという単位で表され、1ユニット5〜9人少人数で構成されます。

また、1つのグループホームが持てるユニットの上限は2つである為、利用者は最大18人です。

共同生活の形態で専門のスタッフが介護サービスを提供します。
少人数であり、馴染みの人達と過ごすことができる為、高齢者も信頼関係が築きやすい事がメリットです。

但し、医療的なケアは通院などの最低限に留まります。

ケアきょうのYouTubeにもグループホームについてのまとめ動画があるので、合わせて見ると分かりやすいと思います。

▼参考動画

日勤時・夜勤時の人員配置

グループホームでの人員配置は下記のように決まっています。

介護者

ユニットごとに、日勤帯で利用者3人に対しスタッフ1人、夜間・深夜帯では1人の配置が決められており、夜勤ではスタッフが1人になる時間帯がある事業所もあります。

計画作成担当者

ユニットごとに1人必要で、うち最低一人は介護支援専門員(ケアマネージャー)でなければいけません。

実務者研修基礎課程または認知症介護実践者研修を修了している事、専門的にその職務に就いている事、などの条件を満たすとなることができます。

管理者

ユニットごとに1人必要です。

認知症の介護現場で3年以上の経験があること、厚生労働大臣が定める管理者研修を修了していること、常勤の職員であること、の条件を満たすと管理者になれます。

代表者

グループホーム全体を管理する1人が必要です。

認知症の介護現場での経験があること、保険医療サービスや福祉サービスを提供する事業に携わっていた経験があること、さらに厚生労働大臣が定める認知症介護サービス事業者開設者研修を修了すると代表者になれます。

グループホーム 夜勤の業務内容

夜勤の業務を簡単にお話しすると、夕食から夜間を通して朝食までのケアです。

夕食の準備、就寝前の準備を手伝い、就寝後は定時巡回やトイレの対応、夜間の介護記録や洗濯物などの雑務を行い、起床後は起床後の準備や朝食の準備を手伝います。
日勤の時と、やることは大きく変わりません。

しかし、夜間に転倒や体調が急変するリスクはあるので、緊急時の対応について、しっかりと確認しておくといいでしょう。
特に、夜間帯は対応できるスタッフの人数が少ないです。
事前に何かあった時の為の連絡先を確認しておくと安心です。

グループホームは、利用者が少人数であり、介護度も低い傾向があります。
特養や老健に比べると身体介護の負担より、生活援助的なサポートがより求められます。
個々に合わせて介助をしますが、ご本人ができる部分はやって頂くように誘導し、「できる力」を維持できるよう、介入することが大切です。

グループホーム 夜勤の1日の流れ

大まかに以下のような流れになります。

17:00 出勤、日勤から申し送りを受ける
18:00 夕食準備、食事介助、口腔ケア、食後薬の内服介助
19:00 夕食後の後片付け、翌日の準備、就寝前の準備とトイレ介助、眠前薬の内服介助
21:00 消灯、随時休憩を取る
2時間おきに巡回、体位交換やオムツ交換を実施、適宜コールの対応
04:00 朝食準備
06:00 起床、更衣や整容の介助
07:00 朝食介助、口腔ケア、トイレの介助
08:00 利用者の見守り、記録物の記入
08:30 日勤に申し送りを行う
09:00 退社

ケアきょう関連HPにも詳細をまとめた記事があるので、合わせてご一読ください。

2交代制の場合

多くの場合17:00〜18:00までに開始し、翌朝9:00〜10:00までの時間を担当します。
勤務時間や休憩時間は事業所によって様々ですが、1〜4時間くらいの休憩時間が設けられています。
勤務時間は16時間を超えることがありますが、休憩や仮眠の時間が含まれる為、実働時間は14時間前後になることが多いです。

夜勤の業務内容としては、上記の夕食開始から朝食終了まで全てを担う時間帯です。
利用者の就寝後などに休憩をしたり、仮眠に入るタイミングは施設ごとに決められている事もあります。
夜間を通してスケジュールを把握しておくと休憩も取りやすいでしょう。

16時間と勤務の時間は長いですが、1ヶ月の夜勤回数は4〜5回ほどと3交代制よりも少なくなります。

3交代制の場合

夜間の勤務が、遅番夜勤帯に分かれます。
遅番は14:00前後〜22:00前後の8〜9時間(休憩が1時間)、夜勤は22:00前後〜翌朝6:00ごろまでの8〜9時間(休憩が1時間)というのがモデルケースです。
事業所によって差があるので、気になる事業所があれば確認してみましょう。

3交代制の場合は8時間の勤務である為、体力的には2交代制よりも疲れにくいですが、勤務の時間が短い分、1ヶ月の夜勤回数が8〜9回ほどと多くなります。
なので、夜勤明けの日にまた夜勤が入ってくる事もあるでしょう。
夜勤明けに予定を入れたい人や、体調をゆっくり整えたい等があるならば、自分のペースに合ったシフト体制を選ぶのがいいでしょう。

グループホーム 夜勤のお給料事情

グループホームの夜勤で働くなら、お給料はどのくらいになるのでしょうか。
事業所によって様々で、事業所選びのポイントになる部分ですよね。

夜勤手当の相場やアルバイトでのお給料をみてみましょう。

夜勤手当の相場は?

労働基準法で、深夜業の時間帯(22:00~5:00)に従事した場合、25%の割増賃金を払うことが定められています。
深夜の割増賃金は夜勤手当として支給されることが多く、手当の金額は職場によって異なりますが、4,000~9,000円が多いようです。
2021年時点では、グループホームの夜勤手当の平均価格は正職員で5,408円となっています。

引用:2021年 介護施設夜勤実態調査結果概要より

グループホームの夜勤のアルバイトはどのくらい貰える?

グループホームのアルバイトの給料はどのくらいでしょうか。
2020年度の発表では平均時給は990円です。

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p186)」

さらに、2021年時点で平均夜勤手当は5,906円です。
事業所によって4,000〜14,000円と差があります。

引用:2021年 介護施設夜勤実態調査結果概要より

単純に考えると基本給×時間+夜勤手当になりますが、注意点があります。
事業所によってアルバイトの給料計算の方法が様々で、夜勤手当の計算に基本給が組み込まれている事があります。
同様の基準で比較するのが難しい為、上記の値は参考として下さい。

グループホームでの夜勤は大変?

介護業界では夜勤と聞くと「大変」「忙しい」というイメージが強いと思います。

やはり、グループホームでの夜勤も大変さを感じる方は多いようです。
特に、認知症の利用者を相手にする為、その日の調子によって大変さが変わってくる事もあります。

シフトによってはワンオペの時間も

グループホームはもともと少人数制の介護施設です。
人員配置の基準も、夜間は利用者9人に対してスタッフが1人となっています。
その為、看護師が常駐していなかったり、スタッフの人数が少ないと、1人で担当する時間帯が出てくる可能性があります。

利用者が落ち着かない、体調不良者が出た、というイレギュラーもおこるかもしれません。
臨機応変に対応できるよう、業務内容を整理し、普段の業務を効率よく進められるといいでしょう。

夜勤は生活リズムを崩しやすい

人間は、日中の疲労を夜間の睡眠で回復させています。
その体のリズムに逆らって夜間に仕事をする為、夜勤をするとどうしても体調を崩しやすくなります。

夜勤の前後で、しっかりと睡眠や疲労回復の為の対策を行い、生活リズムの崩れを最小限にするようにしましょう。
例えば、夜勤前の夜はしっかりと寝て疲労回復する、夜勤明けはサングラスや日傘で日光を避けるようにする、帰宅直後の仮眠は避けて夕方以降に睡眠が取れるようにする、等を行うのも良いでしょう。

夜勤前後の生活リズムの崩れを少なくする工夫について、ケアきょうのサイトにも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

グループホーム 夜勤専従ってどう?

夜勤専従とは専門的に夜勤のみで働くスタイルの事です。
日勤のみよりも高い収入を見込めたり、体調を整えやすいというメリットもあります。
ご自身の生活スタイルに合わせながら、夜勤専従を活用している方もたくさん居ます。

ケアきょうのページでも詳しくまとめているのでぜひご参照ください!

日勤に比べ高収入を得ることができる

夜勤専従は、夜勤手当のつく深夜帯(22:00〜5:00)に従事することが一般的です。
その為、勤務1回の単価が高くなります。
1回の勤務時間も長くなる為、出勤回数は少なくてもしっかり収入を確保することも可能です。

利用者が宿泊するタイプの施設に、夜勤は欠かせないものですが、日勤と夜勤のシフトで体調を崩す方も少なくありません。
夜勤専従は夜勤のみのシフトである為、体調管理もしやすいと言えます。

昼間のお仕事とWワークができる

体力のある方は、日中に別の仕事を行い、その後夜勤専従を組み合わせる方法もあります。

筆者も、月〜金曜日の午前中まで、週に4日と半日を出勤する日勤常勤と、金曜午後からの夜勤専従を組み合わせて働いた経験があります。
体調管理は重要ですが、収入は+αになるのと、異なる職場での仕事ができ、様々な視点での学びを得ることができ、とても楽しかったのを覚えています。

それぞれの職場で、副業が可能かどうかを事前に確認しておくといいでしょう。

自分のペースで仕事ができる

定められた人員配置から、グループホームでの夜勤は 1人で担当する事業所がほとんどだと思います。
最初は1人で担当することへの不安を抱くと思います。
しかし、徐々に業務内容に慣れてくると、自分のペースで進められるので楽に感じる方もいるでしょう。

夜勤は人数が少ない事もあり、大抵の業務は最小限のことが多いと思います。
タイムスケジュールで動くものと、朝までに終わらせれば良い仕事を自分のペースで組み立てながら仕事ができます。

グループホームで働くのに向いている人は?

グループホームで働く時に、どんなタイプの人が向いているのかご紹介します。
言い換えると、以下の部分を意識しながら仕事をすると、職場の雰囲気がより良くなる事にも繋がります。
これからグループホームで働くことを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高い人は、利用者や他の職員からも親しまれます。
普段からのコミュニケーション(会話)が多い為、周りの人の情報をたくさん得ることができます。

例えば、「〇〇さんは絵が得意だから、次のレクで取り入れてみよう」といったように、利用者さんに寄り添った介護も可能です。

また、職員同士で密に情報共有ができる為、伝達漏れが少なくなり働きやすい職場環境になるでしょう。

目配り気配りのできる人

グループホームは、認知症の方が過ごす施設です。
伝えたいことが中々言葉にできない方も多くいます。

目配り気配りのできる人は、普段との些細な違いや、体調変化に気がつくことができます。
また、安全面でも、高齢者の目線で危険を察知して安全対策を取ることができます。

職員同士でも、次の勤務帯の人がやりやすい様に準備したり、整えておくと助かる事に気配りできると大変喜ばれます。
この様に、職場での人間関係も良好に関わることができます。

様々な介護の業務に携わりたい人

グループホームでは生活全般の介助をする為、幅広い業務を行います。
排泄介助や入浴介助の他に、ご本人が料理や洗濯をする援助を行います。
また、レクを実施したり、外出の付き添いをしたりもします。

レクの中に、上手く運動を取り入れられる様にしてみたり、利用者がやる気の出る目的を探して外出訓練に繋げたりと、企画の業務も行えます。
通常業務だけでなく、自分で試行錯誤しながら創り上げていく仕事に取り組むことができます。

まとめ

グループホームで働くことは、利用者もスタッフも少人数のため大変なことがあると思います。
しかし、少人数である為に、利用者1人1人とじっくり関わることができ、ホーム全体でレクなどに取り組むこともできます。
家事が得意だったり、人との関わりが好きな方は、ご自身の能力を活かしながら活躍することができますよ!

ご自身のやりたい業務や生活スタイルに合わせた職場選びをしてみてください。

興味のある方はケアきょうに相談ページを設置しているのでお気軽にご相談ください!

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