介護の夜勤専従の手取りはいくら?給料アップの秘訣もあわせて解説

キャリアアップ
2023/04/13

「介護の夜勤専従は儲かるの?」「手取り額はいくらなの?」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?
介護の夜勤専従といっても、手取り額はさまざまで施設によって夜勤手当も異なります。

本記事では、介護の夜勤専従の手取り額について紹介します。
また、介護の夜勤専従ならではのメリットやデメリットもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

介護の夜勤専従の仕事内容は?

介護の夜勤専従の仕事内容は、以下のような流れが一般的です。

17:00〜 勤務開始・夕食の食事介助
18:00〜 排泄介助・就寝準備
20:00〜 就寝介助
22:00〜 夜間のケア(排泄介助や巡視など)
6:00〜 起床介助
7:00〜 朝食介助
9:00〜 引き継ぎ

詳しい内容は、以下のケアきょうYouTubeでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

介護の夜勤専従の手取り額はいくら?

介護の夜勤専従の手取り額は、夜勤手当の金額や勤務時間によって変わってきます。

また夜勤手当に関しては、施設によってバラツキがあるので、仕事内容と見合った金額であるかを働く前に確認することが重要です。

では介護の夜勤専従の手取り額について、さまざまな視点から考えてみましょう。

夜勤手当によって手取り額は違う

夜勤手当は施設によって異なり、その金額によって手取り額も変動します。

ケアきょうで行った夜勤手当に関するアンケートでは、夜勤1回5,000円〜6,000円と答えた人の割合が多かったです。

たとえば夜勤専従の時給が1,000円で夜勤手当が5000円の場合は、1回の夜勤単価は以下のようになります。
(17時間拘束のうち2時間は仮眠という設定で、実労働を15時間に設定しています)

(1,200円×15時間労働)+5,000円=23,000円

※今回はわかりやすく時給1,200円で統一していますが、夜勤専従であれば時給は1,500円近くの場合もあります。また夜間や早朝手当により、同じ労働時間内でも時給の変動があるので、高いところだと夜勤1回で30000円以上稼ぐことが可能です。

実際に働く介護職の夜勤手当がいくらであるかは、以下の動画で現役の介護職の方々にインタビューしているので、ぜひご覧ください。

勤務時間による違いもある

介護の夜勤専従には、以下の2通りの働き方があり、それぞれ働く時間が違います。

  • 2交代夜勤:17:00〜10:00
  • 3交代夜勤:22:00〜7:00

2交代制の場合は、夜勤手当は高い傾向にありますが、約17時間拘束されるというデメリットがあります。

一方で3交代制は、夜勤手当は下がりますが、拘束時間は短く2交代制よりも体力的な負担は少ない点が特徴です。
また、夜勤明けが公休扱いになることも知っておきましょう。

それぞれの特徴を理解した上で、自分にあった働き方を選ぶといいでしょう。

夜勤手当が低すぎる求人は要注意

夜勤専従の求人の中には、夜勤1回15,000円という募集内容もあります。

具体的な内容は、以下のとおりです。

  • 2交代夜勤(17:00〜10:00)
  • 仮眠2時間で実労働は15時間
  • 時給は900円以下(夜間や早朝割増を考慮すると)

夜勤1回15,000円の内容だけ見ると、相場を知らない方からするとけっして低い金額だとは思わないでしょう。
しかし時給にして計算すると、例のような最低賃金以下の場合もあるので、夜勤1回の単価だけを見るのではなく、時給にするといくらになるのか確認することが大切です。

介護の夜勤専従のメリット5つ

では介護の夜勤専従について、以下の5つのメリットを紹介していきます。

  1. 日勤より仕事量が少ない
  2. 高収入を稼ぎやすい
  3. スケジュールを立てやすい
  4. 昼間の時間を活用できる
  5. 副業がしやすい

それぞれの詳しい内容を解説します。
働く前の参考になる内容ばかりなので、ぜひご覧ください。

日勤より仕事量が少ない

冒頭でもお伝えしたように、介護夜勤の仕事は排泄介助と巡視がメインです。
そのため、日勤に比べると仕事の量自体は少なくなります。

利用者様の体調が安定しており、夜間問題なく入眠されている場合は、ゆっくりできる時間もあります。

夜中に活動するのが苦手でなければ、日勤のように常に仕事があるような状態ではないので、身体的な負担も少なく仕事ができるでしょう。

高収入を稼ぎやすい

介護の夜勤専従は、1回の単価が高く稼ぎやすい仕事です。
なぜなら、深夜や早朝は通常の時給に対して割増料金が加算されるため、昼間よりも効率よく稼げます。

たとえば通常の時給が1,200円の場合、22時から翌朝の5時までは、時間給+「深夜労働(時給)に対する2割5分以上」が適用されるため、1,200円+300円で1500円になります。

今回の例であれば、22時から5時までの7時間は1,500円で、そのほかの時間を1,200円とすると、10,500円+9,600円で21,100円です。

基本時給が1,500円以上であれば、夜勤1回で2万5千円以上稼げます。
また高いところだと介護福祉士を取得していれば、3万円以上で募集しているところもあります。

介護職の手取り額を増やすためにも、夜勤専従という選択は効果的と言えるでしょう。

スケジュールを立てやすい

介護の夜勤専従は、勤務する曜日を固定すれば予定を立てやすくなります

たとえば、月曜日と木曜日の週2回夜勤する場合は、以下のようなスケジュールになります。

曜日 勤務
月曜日 夜勤入り
火曜日 夜勤明け
水曜日 休み
木曜日 夜勤入り
金曜日 夜勤明け
土曜日 休み
日曜日 休み

毎週土日は必ず休みになりますし、水曜日は体を休められるため、無理なく余裕のあるスケジュールで働くことも可能です。

昼間の時間を活用できる

夜勤専従で働くことで、昼間の時間を自由に活用できます
もちろん夜勤のために体を休めることは必要ですが、計画的に昼間の時間を活用すればプライベートを充実させることが可能です。

たとえば、夜勤明けと連休をうまく活用して旅行を計画すれば、大型連休を取得できますし、夜勤専従なので旅行から帰ってきた翌日も夕方まで体を休められます。

今の生活スタイルに不満がある方は、夜勤の勤務形態のメリットを活かして、自分の時間を増やしてみるのもいいでしょう。

副業がしやすい

夜勤専従によりスケジュールが立てやすくなり、昼間の時間を確保することで、副業がしやすくなるメリットがあります。

とくに在宅でできるような副業であれば、夜勤前後に無理なく仕事ができます。
副業は手取りを増やすという意味でも、非常に効果的です。

介護職の副業については、以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

▼合わせて読みたい

介護職は副業してもOK?おすすめの副業と注意点を解説【現役の副業介護職が監修】

介護の夜勤専従のデメリット5つ

続いて、介護の夜勤専従のデメリットは、以下の5つです。

  1. ワンオペ夜勤はつらい
  2. 昼夜逆転の生活になる
  3. 体調を崩しやすくなる
  4. 緊急対応時は忙しい
  5. 施設によって大変なところもある

事前にデメリットを確認した上で、自分に向いているかどうか判断してみてください。

ワンオペ夜勤はつらい

施設によっては夜勤を1人で対応する、いわゆるワンオペ夜勤の場合があります。

ワンオペ夜勤は1人で行うので自分のスケジュールで進めやすく気楽な反面、すべての仕事を1人で行う必要があり負担は大きくなります

また休憩時間も自分で調整する必要があるため、利用者様の体調不良や急変などがあれば休憩が取れません。
夜勤専従を検討している方は、事前にワンオペか複数かを確認しておきましょう。

ワンオペ夜勤の不安解消法は、以下の動画で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

昼夜逆転の生活になる

夜勤専従で働き始めると、どうしても昼夜逆転してしまいます
夜型の人であれば問題ありませんが、朝型の場合はつらく感じるでしょう。

朝型の人が夜勤専従で働く場合は、休日は通常通り起きたり、夜勤前後の仮眠時間を取りすぎないようにするなど、体内時計をコントロールすることが大切です。

完全な昼夜逆転は太陽の光を浴びる機会が減り、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。
なぜなら、太陽の光はストレス軽減や免疫力向上などの効果があるからです。

夜勤前だからといって昼過ぎまで寝て過ごすのではなく、普段どおり朝に起きて、昼過ぎから2,3時間仮眠するといった過ごし方がおすすめです。

体調を崩しやすくなる

夜勤専従をすることで生活リズムが乱れ体調を崩しやすくなるため、とくに夜勤明けの過ごし方には注意が必要です。

たとえば、以下のようなことはしないように気をつけましょう。

  • 日の光をまったく浴びない
  • 仮眠をとり過ぎる
  • 夜勤明けの睡眠直前に入浴する

どれも体調管理において重要なことなので、注意が必要です。
夜勤明けの過ごし方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

▼合わせて読みたい

やってはいけない!夜勤明けの過ごし方3選

緊急対応時は忙しい

先述のワンオペ夜勤の解説からもわかるように、夜勤は職員の人数が少なくなっています。
そのため、緊急対応時は負担が増えて忙しく感じます

たとえば利用者様が転倒し頭を打ったり、骨折の可能性があったりする場合は、病院搬送のために職員が付き添う必要があります。

その場合は、残された職員で現場を対応しなければいけないため、負担が大きくなります。
また、利用者様が夜間急変して命を落とすこともあり、対応した職員は疲れるだけでなく、ショックやストレスなど精神的な負担も感じるでしょう。

夜勤専従をする前には、緊急対応時のマニュアルや、上司や家族への連絡方法などを確認しておくことが大切です。

施設によって大変なところもある

施設によって、夜勤で対応する利用者様の人数は異なります。

たとえば従来型の特養の場合、職員1人で20人以上の利用者様の対応が必要です。

一方でグループホームの場合は、1ユニット9名以下という規定があるため、その分負担も軽くなります。

そのほか、利用者様の介護度の違いによっても負担は変わります。
また要介護度だけでなく、重度の認知症の方や夜間不眠の利用者様がいる場合は、精神的につらいと感じるかもしれません。

夜勤専従で働く場合は、事前に施設見学をしたり、施設職員に利用者様の状態を聞いておきましょう

介護の夜勤専従で手取り額を上げる方法3つ

最後に、介護の夜勤専従で手取り額を上げる3つの方法を紹介します。
内容は以下のとおりです。

  1. 夜勤手当が高い施設で働く
  2. 介護福祉士の資格を取る
  3. 夜勤専従の掛け持ちをする

それぞれの具体的な方法を詳しく解説します。

夜勤手当が高い施設で働く

まず本記事でも紹介したように、夜勤手当が低すぎる施設は避けましょう
目安としては、時給換算で1,000円以下は低賃金に該当します。

夜勤専従の単価は、高いところだと夜勤1回3万円以上の求人もあります。
そのため、求人を探す際は、ひとつだけでなく複数の候補を見つけて面接するのがいいでしょう。

夜勤専従での働き方を希望する場合は、事前に「時給はいくらになるのか?」「夜勤1回の単価は何円なのか?」といった疑問点は解消しておきましょう。

働き始めてから、面接と話が違うといったトラブルを避けるためにも重要なことです。

介護福祉士の資格を取る

介護の夜勤専従で手取り額を上げたいなら、介護福祉士の資格を取得することをおすすめします。

なぜなら同じ介護資格でも、介護職員初任者研修と介護福祉士では、夜勤1回の単価に大きな差が生じます。

たとえば東京都の夜勤専従の求人を調べてみると、介護福祉士の資格を持っているほうが持っていない場合より、夜勤1回の単価の差が1万〜2万円近くあります。

夜勤専従に限らず、介護職で手取り額を上げたい場合は、介護福祉士は必須と言えるでしょう。

夜勤専従の掛け持ちをする

夜勤専従とはいっても、1週間に夜勤できる回数には限りがあります。
また、施設によっては他の職員も夜勤するため、週に2回までといった制限がある場合もあるでしょう。

そのような場合は、夜勤専従の掛け持ちをすることで、夜勤の回数を増やし手取り額を増やすことが可能です。

たとえば、A施設は1週間に夜勤2回までしかできない場合、週に1回の夜勤を募集しているB施設と掛け持ちすることで、効率よく稼げます。
参考スケジュールは以下のとおりです。

曜日 勤務
月曜日 夜勤入り(A施設)
火曜日 夜勤明け
水曜日 夜勤入り(B施設)
木曜日 夜勤明け
金曜日 休み
土曜日 夜勤入り(A施設)
日曜日 夜勤明け

少しハードなスケジュールにはなりますが、週3回の夜勤を継続することで1ヶ月の手取り額も上がります。

夜勤専従の掛け持ちについては、以下のケアきょうYouTubeでも解説しています。
掛け持ちする際の注意点やメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

夜勤専従の手取り額は、施設ごとの夜勤手当や保有資格によって大きく異なります。

また施設によっては、1週間の夜勤回数が決まっている場合もあるため、夜勤専従の掛け持ちをすることで、効率よく手取り額を増やすことが可能です。

夜勤専従に興味がある方は、ぜひ本記事にある夜勤専従の仕事内容夜勤専従のメリット・デメリットなどを参考に、希望の施設を探してみてください。

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