介護施設の意味のないアドバイスと意味のあるアドバイスの貰い方
皆さんは、先輩から意味のないアドバイスを貰った経験がありませんか?
それは何故なのでしょうか?
今回は、よくある意味のないアドバイスと、良いアドバイスを先輩から貰う方法をお伝えしていきます。
先輩の方は、これからご紹介するような意識で、アドバイスして頂けると良いかと思います!
意味のないアドバイス
まずは、よくある意味のないアドバイスを、3種類お伝えしていきます。
自分のレベルにあっていないアドバイス
経験豊富な、もしくは、かなりの勉強をしてきた先輩から、言われて困るのが、自分のレベルにあっていないアドバイスです。
自分のレベルにあったアドバイスでないと、どうしても意味のないものになってしまいます。
例えば、「体操で前転が出来ないのに、宙返りを教えるようなもの」です。
意味のないどころか、ケガをしてしまう可能性すらあります。
アドバイスを貰ったら、しっかり自分のレベルに合っているのか、確認するようにしましょう。
やってはいけない業務に思えるもの
本当にごく稀なのですが、やってはいけないことを教えている方もいるようです。
最近お伺いしたお話で、一番驚いたのは、「入浴介護で移乗する際にお姫様抱っこをするように教えられた」というものです。
これは非常に危険ですし、死亡事故も起きています。
また、国の指針としても「原則行わせてはいけない」となっています。
国の指針は、腰痛予防の観点ですが、その観点でなくても危険なことです。
また、同じような例として、医療行為の指示が出ることもあるようです。
これも違法なものです。
やってはいけないアドバイスは、否定するようにしましょう。
元も子もないもの
なかなか解決しない問題が発生すると、元も子もないアドバイスを貰うことがあります。
例えば、「我慢するしかない」「私たちの頃はもっと酷かった」というものです。
確かに、我慢するしかないこともあるかもしれません。
しかし、それを口に出されても困ってしまいます。
また、「私たちの頃はもっと酷かった」というのは、全く意味がないコメントです。
酷さの自慢をしても、改善には繋がりません。
仮に、大変だったことに耐え抜いた過去があったとしても、そんなことを言わないように注意したいものです。
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では、実際に意味のあるアドバイスを貰うには、どうすれば良いのでしょうか?
今回は 4ステップ、紹介していきます。
ステップ1:自分の問題意識を明確にする
最初に、そもそも自分が何に困っているのかを明確にしましょう。
できれば、
何に悩んでいるのか?
どうしようと思っているのか?
まで考えていると、良いと思います。
何となく困っている状態でアドバイスを貰おうとしても、アドバイスする側も、抽象的で的を射ないことを言うしかありません。
ステップ2:適切な人にアドバイスをもらう
適切な人に、自分からアドバイスを貰いに行く必要があります。
ここでいう「適切」とは、
- 自分が尊敬できる
- その分野に関して詳しい
といった人が良いと思います。
アドバイスは、詳しい人に聞かなければ、意味がありません。
また、自分から貰いに行くことも大切です。
「周囲がどうにかしてくれる」ということは、基本的にはないので、自分から動いていきましょう。
ステップ3:自分の問題意識から自分なりに考える
アドバイスを貰った後の行動です。
貰ったアドバイスを、素直に受け止めることも必要です。
しかし、一度自分の問題意識と照らし合わせてみたり、考えてみるようにしましょう。
そうすることで、より自分の課題に合ったアドバイスになります。
また、次からどのような視点で問題に取り組めば良いのかを、学ぶことが出来ると思います。
ステップ4:実行する
アドバイスを貰って終わりという人が、一定数います。
しかし、それでは意味がありません!
貰ったアドバイスを基に、次からどう動けば良いのかを決めて、実行するようにしましょう。
これで、初めて問題は改善されていきます。
問題の多くは、この実行が行われていないために、放置をされています。
新しいことに挑戦するのは勇気がいりますが、少しずつで良いので行動していきましょう!
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