介護職の人間関係 3つの原因、3つの解決法!
介護業界では人間関係に悩む方がかなり多いです。
日頃LINEでご相談を受けることでも、人間関係にお悩みの方が多く、また人間関係がきっかけで職場を変えた人もかなり多いです。
そこで今回は、人間関係に関してアドバイスできればと思います!
そもそもなぜ介護職は人間関係で悩むのか?
そもそもなぜ介護職は人間関係で悩み安いのでしょうか?
原因は3つほどあるかと思います。
①多くの人間がかかわるから
介護の仕事は、ご利用者さんにあったサービスを提供するオーダーメイドです。
利用者さんのことをよく理解し、性格や体の状態にあった最適な介護サービスを提供するためには、多くの人員と、そしてスタッフのチームワークが必要になります。
それぞれ立場の違う人間が意見を交換しながら仕事を進めるため衝突してしまうことや、無理難題を押し付けられても、チームワークを乱さないように我慢してしまうといったことが積み重なり、うまく信頼関係を築けないことも少なくありません。
②介護業界が慢性的な人手不足であること
残念ながら介護業界は慢性的に人手不足です。
そのため、一人ひとりの業務量が増えて精神的な余裕がなくなってしまい、ちょっとしたことでもイライラしてしまいます。
心に余裕がないと言葉がきつくなることもあり、きつく言われた方は相手への苦手意識につながり人間関係に悩んでしまうのです。
③グループを作る傾向があるため
介護業界では、施設内でグループを作っているところも多いです。
グループに入れないと業務上でも連携がうまく取れないといった支障が出るなど、ストレスを感じる機会が増えるでしょう。男性は女性ばかりの職場で肩身の狭い思いをすることも多く、人間関係での悩みを増やす要因になってしまいます。
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これまで述べた通り、介護の仕事は、どうしても人間関係で悩んでしまうことが多いのです。
解決するためには、どのようにすればいいのでしょうか?
今回、ケアきょうでは介護現場の人間関係を解決する3つの方法をまとめましたのでご覧ください!
方法1:悩みの問題点を整理する(課題の分離)
ベストセラーの「嫌われる勇気」にも取り上げられていた内容ですが、人間関係の悩みを解決する手段として「課題の分離」があります。
自分の悩んでいるものを分けることで、その悩みが自分に原因があるのか?相手に原因があるのか?を区別します。
自分に原因・課題がある「コントロールできる悩み(自分の課題)」と、相手に原因・課題がある「コントロールできない悩み(他者の課題)」に分けます。
その後「コントロールできることについては、避けられるように努力をし、コントロールできないことには囚われない」ように動くのが「課題の分離」です。
悩みの問題点を整理して、まず自分だけで改善できる課題があるかを見つめなおしてみましょう。
仕事をしない同僚の問題や、研修制度がしっかりしていないことに悩みを感じていた場合、それは、悩んでいる人自体の問題ではないので、コントロールできない悩みです。
そういった悩みは、上司に課題を伝えたり、経験の一つと考え自分を責めないことが重要です。
方法2:適度な距離を保つ
自分のやるべき課題や改善すべき問題に対して努力しても、人間関係の悩みが解決しないことがあります。どんなにいい人でも、嫌っている人がいるように、全員から好かれることはありません。
そういった一部の人との人間関係による悩みに対しては、悩みに対して自分の課題や問題は関係しておらず、そもそもその人との相性が悪いのではないかと考えてみましょう。
経済学などで用いられている「パレートの法則」というものがあります。これは、どんないいもの、悪いものも8:2に分けられるというものです。
例えば、
- 売上の8割は、全顧客の2割が作っている
- 売上の8割は、全商品の2割の商品が作っている
ということが統計的にみられるそうです。
実はこれ、人間関係にも当てはまるといわれています。
自分に好意的な感情を持つ人と普通な人が周囲の人の80%を占め、何をやっても合わない人は20%いるとのことです。
つまり、統計的に周りにいる人の20%は自分が努力しても理解しあえず、仲良くなりづらいといえます。こうした方に対しては何をしても関係が改善しにくい、自分が不快にならないよう、適度な距離をとることが大切です。
もちろん避けるだけでなく、なぜ苦手なのか? いいところはないか?と探して改善することも大切です。しかし、まずは心を保つことが大切なので、無理はしないようにしましょう。
「気を使いすぎる」ことを辞める
周りと円滑にやっていくコツとして「気配り」はとても大切です。普段から気を使うことが出来る人は、相手を気遣ったりと優しい人が多く、介護士としては、とても素晴らしいことです。
しかし、優しすぎ、気を使いすぎる人もいらっしゃいます。そういった方は「気を使う人」は、実は自分がどう思われるかを必要以上に気にしている可能性があります。
「~~をしたらどう思われるのだろうか?」と考えることが多い場合はその可能性があります。
そういった方の場合、自分を嫌っている、と感じた場合、相手に気を使いすぎてしまうことから自分も疲れてしまいます。
仕事でかなり気を遣っていると思いますので、こと人間関係に限っては、ある程度「わがまま」になったり、「嫌う人が当たり前」と開き直ることも大切です。
「気を使いすぎる」ことであなた自身が疲弊しては意味がないです。
まとめ
今回は、人間関係に関しての対処法を3つご紹介しました。
人間関係は、かなり多くの人が悩むポイントになりますので、今回の対処法が役に立てば幸いです。今後もこのようなコンテンツを作成していきたいと思います。
それではまとめです。
- 悩みの問題点を整理し、コントロールできない課題からは逃げる
- 苦手な人と適度な距離を保つ
- 「気を使いすぎる」ことを辞める
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