【実は難しい】介護職に向いていない人5選

介護職仕事紹介
2022/01/11

介護職に向いていない人の特徴

今回は、介護職に向いていない人の特徴を5つご紹介していきます

「介護の仕事は誰でもできる」と発言が昨年注目を集めました。
しかし、そんなに簡単なものではないです。今回は電話アンケートなどで頂いたご意見をもとに、介護職に向いていない人の特徴をお送りします。

###「誰でもできる」は、専門性を理解していない意見
まず最初に、介護のお仕事が「誰でもできる」と言う人がいる原因を考えてみましょう。
その大きな原因はおそらく「専門性」のわかりにくさ、にあります。

例えば介護の仕事の一部には、「生活援助」があります。
この生活援助を、まったく何も考えずに「料理するだけ」、などと考えれば確かに誰でもできます。

しかし、本来の生活援助を、しっかりと利用者の状況を把握し、生活を支える気持ちで本気で考え、適切な援助していくもの、と考えれば、それは周辺知識が必要になります。栄養や、食べやすさ、味なども、さまざまなバリュエーションがあり、利用者様にとって何が最適なのか考えてみるとこれは非常に難しい問題です。
料理一つをとってみてもこのような違いがありますので、同じようなことが介護の仕事全体で、見られているものです。

しかし、厚生労働省や事業所も、専門性が必要、専門性があるとしていますが、その内容はまだまだ明確になっていません。
一部事業所で、専門性を定義していても、それが国から評価される仕組みがしっかりできているわけではありません。
こういった点も、「誰でもできる」と捉えられてしまう原因の一つかもしれませんね。

特徴①コミュニケーション能力がない

それでは、介護職に向いていない人の特徴を見ていきましょう。

まず1つ目の特徴は「コミュニケーション能力がない」です。介護の仕事はコミュニケーションが非常に重要な仕事です。
ここで言うコミュニケーション能力は、場を盛り上げる芸人さんのような力ではありません。それはトークスキルです。

ここで言う、「コミュニケーション能力」は、人の話を聞き、その人のために行動できる能力です。コミュニケーション能力がない人は、議論はできるが、会話はできない人です。
介護の仕事は、高齢者のお話しを聞くために「待つこと」も重要です。

「仕事を作業として捉え、淡々とこなすだけのタイプの人」
「相手の話を論破してしまい、気分を悪くさせてしまう人」
こんな人は、利用者さんの気分を害してしまうので、あまり向いているとは言えません。

特徴②人に興味がない

2つ目の特徴は「人に興味がない」です。
介護の仕事は、対人業務が非常に多い仕事です。
また、利用者さん、入居者さんというお客さんの生活に接する特殊な仕事です。介護を受ける人や、その家族がどのような介護を望んでいるのかを考え、適切に実施する必要がある仕事です。
それなのに、まったく人に興味がないというのは問題です。

その人に興味を持ち、理解することで初めて利用者さんの生活に寄り添い、支えることが出来ます。一昔前のイメージの介護なら通用したかもしれません。
しかし、今はご利用者の生き方をサポートする仕事ですから、人に興味がないと向いていないでしょう。

特徴③他人に感情移入しすぎてしまう

3つ目の特徴は「他人に感情移入しすぎてしまう」です。
先ほど、介護の仕事は人に興味がないとダメ、といったので、これはどうなの?と思った方もいるかもしれません。
これは程度の問題です。

介護士として、利用者さんに寄り添うことはとても大切なことです。
しかし、感情移入しすぎてしまうことは問題になります。

これには2つの理由があります。
1つ目は、行き過ぎた感情移入で、自分の感情を見失うから
2つ目は、自分自身のストレスになってしまうから

自分の感情を見失うから

1つ目の、「行き過ぎた感情移入で、自分の感情を見失うから」に関してです。
感情移入しすぎると、自分と相手の感情どちらの感情かあいまいになってきます。介護の仕事は、相手に寄り添いつつ、相手の感情を客観的に把握してサポートする仕事です。

しかし、感情移入しすぎると客観的に相手を見ることが出来なくなってしまいます。
これでは適切なケアをすることが出来ず、利用者さんや仕事仲間を巻き込んだトラブルになってしまう可能性があります。

ストレスになってしまうから

2つ目の「ストレスになってしまうから」に関してですが、こちらはいたってシンプルです。
介護職は1日にたくさんのご利用者さんの相手にします。
その人数分の、ご利用者さん家族の問題や悩みに向き合い続けることは非常に大きなストレスです。
どこかで一線を引くことは非常に重要になります。

特徴④体力があまりない

4つ目の特徴は、「体力があまりない」です。
介護職の仕事は、肉体労働的な部分も多いです。
身体がほとんど動かない、自分よりも大きな人の、移動の介助をすることもあります。風呂介助では、暑い中何人ものご利用者さんの身体を洗うことになります。
また入居施設においては、24時間スタッフが必要ですから、夜勤をする必要もあります。
そんな仕事なので、ある一定以上の体力がないと介護の仕事を長く続けることはなかなか厳しいかもしれません。

特徴⑤短気である

介護職に向いていない人の最後の特徴は「短気である」です。
介護の仕事は、短気では勤まりません。
高齢者の方は、話しがゆっくりになることもあります。認知症の方は、何度も同じ間違いをすることがあります。
介護の仕事にストレスはつきものです。

そんな中、感情を抑えることが出来ず、ヒステリックになっている介護士、想像できますか?
もしそんな人がいたら、ほぼ間違いなく悪い意味でニュースになっているはずです。
我慢強い、とまではいきませんが、「まぁ、しょうがないよね」など、感情を抑えることができる人でないと、なかなか介護の仕事を続けることはできないのではないでしょうか?

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