新人介護職を守れ!絶対にやめさせるべき介護現場の新人いじめ
新人いじめをやめさせる方法
ケアきょうのLINEに寄せられる相談でも、いじめに関するものは結構なボリュームがあります。
介護現場のほとんどの人がそんなことはしないので残念ですが、中には本当に悩んでいる人もいらっしゃいます。
今回は、どんないじめがあるのか?どうしていじめが発生するのか?どう対処すればいいのか?をお伝えします。
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ケアきょう求人・転職の無料相談どんないじめがあるのか
ケアきょうに寄せられているいじめと思えるものは、こんなものがあります。
無視
まず一つ目は無視です。
いじめの典型例ですね。
職場で、居ないもの扱いするということがあるようです。
挨拶だけでなく、業務のことを聞いても無視される。
分からないから触れないでいると「どうして聞いてくれないのですか?」と言われる。
そんなこともあるようです
理不尽すぎますね。
排泄介助・入浴介助を押し付ける
二つ目は、排泄介助、入浴介助を押し付けるです。
簡単に言うと、「大変な仕事を押し付ける」です。
もちろん、そもそも採用時から入浴介助専門という方もいらっしゃいます。
しかし、そうではないのに、仕事を押し付けられているという方もいらっしゃいました。
これは、リーダーからのいじめを受けているパターンだと思います。
悪口や陰口を言われる
三つ目は、悪口、陰口を言われるです。
典型的な、いじめです。
本人がいないときに言うだけでなく、わざと聞こえるように言うということもあるようです。
こういったことは、意外と本人、また利用者さんに聞こえているものです。
プライベートまで踏み込んで、文句を言ってくる
四つ目は、プライベートに踏み込んで文句を言ってくるです。
これは強烈です。
わざわざプライベートなことまで情報を仕入れてきて、あーだこーだ言ってくる人が居たそうです。
「子どもの教育が間違っている」など、完全にプライベートなことにまで、口を突っ込まれる理由はありません。
新人いじめが発生する理由
そもそも、なぜいじめが発生するのでしょうか。
ストレスが多い職場
一つ目の理由に、そもそもストレスが多いということがあります。
国の審議会で議題に上がるほど、介護職はストレスが多い環境で働いています。
施設内のパワハラなどだけではなく、利用者やその家族からも、パワハラなどのハラスメントを受けるケースがあるとのことです。
こういった状況では、ちょっとしたことでもイラ立ちを感じてしまうものです。
ストレスがない状況なら、落ち着いた人であっても、ストレスがあるが故におかしな行動をしてしまうことは往々にしてあるものです。
派閥が存在する
二つ目の理由は、派閥が存在するからです。
介護現場においては、以前から居る人たちのグループや、派閥が出来ていることがあります。
施設に入ったばかりだと、あまりに仲良く話しているからと、グループに入りにくかったりするものです。
また、中には複数の派閥があることもあるようです。
そういった職場ですと、新人はどんなパワーバランスにあるのかが分からず、不要な派閥争いに巻き込まれてしまうことがあります。
こうなると面倒くさいもので、ふとしたことから、いろいろな派閥から敵対視されてしまう……なんてこともあります。
新人教育の余裕がない
三つ目の理由は、新人教育の余裕がないからです。
新人教育は、想像以上に大変なものです。
そもそも、新人教育マニュアルがないという施設も少なくないようです。
そういった施設だと、指針となる「正しい介助方法」が存在しないことになり、教えてくれる先輩ごとに異なる指導が飛んできてしまいます。
新人は困惑するし、先輩もイラっとしてしまうものです……。
最初から一人前扱いしてしまう
四つ目の理由は、最初から一人前扱いしてしまうからです。
三つ目の理由と似ていますが、最初から一人前扱いをされ、教育を受けていないと、どんなに一生懸命な人でも「仕事ができない」という状況になります。
介護を知らない、施設特有のしきたりを知らない、ということになりますので困って当然です。
即戦力レベルの介護技術をもっていても、利用者さんのことを知らなければ、戦力は半減します。
しかし、一人前扱いしているわけですから「仕事ができない」と、厳しい評価がついてしまいます。
これは、ある意味理不尽な状況です
新人の立場が弱い
最後に、そもそも新人は立場が弱いということがあります。
どんな経験がある人でも、まして初めて介護の業界に入った人は、その施設において信頼を積めていない状態にあります。
新人なら、周囲全員が先輩ということになります。
ですから、多少理不尽な目にあっても、強く言えないという人が多いです。
そこで我慢していると、この人は何を言ってもいい人だと、間違って認定される……なんてこともあるようです。
対処方法
こういった背景を無くしていくことが、いじめを根本から解決する一番の手段です!
しかし実際問題、個人としてそういったことに取り組むのは非常に難しいことです。
個人でできる範囲だと、マニュアルを作るなどが程度かと思います。
ですが、実際に今いじめにあっている人は、何をすればいいのでしょうか?
今回は3つご紹介していきます!
本人にはっきり伝える
まず一つ目の対策ですが、本人にはっきり伝えるです。
集団でのいじめの対応ではなかなか難しいですが、本人に嫌だと伝えることは効果的です。
相手は、「やっていい人だ」と認定している相手に攻撃しているので、はっきりと否定されるのはかなり驚くでしょう。
その際に証拠をもって、周囲の目があるところで伝えるというのも、非常に効果があるようです。
上司に相談する
二つ目の対策は、上司に相談するです。
いじめを放置することは、上司として問題のある行動です。
上司としても、いじめをなくし環境を整えて、定着率を上げたいものです。
ですから、
「こういうことをされている」
「こういうことに困っている」
そういったことを、分かりやすくまとめ、証拠を添えて伝えるとよいです。
上司以外にも、周囲に相談できる人がいるのなら、味方につけることも良いです。
敵を作ることは、いじめをする人としても嫌なものですので、攻撃が止む可能性もあります。
異動・転職を試みる
最終手段は、異動・転職を試みるです。
いじめから逃げることは悪いことではないですし、恥ずかしいことではないです。
まさに「逃げるは恥ではないし、役に立つ」です!
最終手段として、覚えておきましょう
今回は、新人いじめに関してまとめてみました。
いじめは、社会的な問題となっています。
介護業界におけるいじめは、元を考えてみれば、介護職にストレスがかかっている状況そのものにある、といっても過言ではありません。
そういった状況を解決するためにも、ストレスを少しでも減らせる工夫を、国や法人として行っていってもらえると嬉しいです。
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