パートの介護職ってどうなの?仕事内容や待遇、志望動機例を紹介!

介護職仕事紹介
2021/12/29

介護職での正社員とパートさんの違いって?仕事内容などを比較!

専門職である介護の世界では、正社員とパートにどのような違いが見られるのでしょうか?
勤務時間や仕事内容など、異なる点を比較してみましょう。

正社員とパートさんの勤務時間はどのように違うの?

正社員である介護士の勤務時間は、日勤の場合8時間が主となります。
24時間の介護サービスを必要とする入居施設では、正社員は日勤以外に夜勤がシフトに組み込まれます。
夜勤は、主に夕方から翌朝までの16時間勤務です。
勤務時間内に業務が終了しない場合には、残業が必要となる場合もあるでしょう。
パート介護士は正社員と違い、勤務時間を考慮した上で仕事を選択できるのが大きな特徴です。
早朝や夜間の短時間勤務から、扶養の範囲内の日中勤務まで、その選択肢も様々です。
平日のみ開所しているデイサービスであれば、土日祝日の休みも取りやすいでしょう。
また、時給の高い夜勤だけ働く「夜勤専従」という勤務形態は、時間を自由に選択できるパート介護士ならではの働き方 だと言えます。

正社員とパートさんの仕事内容の違いとは?

正社員は、利用者一人ひとりに合わせたケアプランに沿って、身体介助や生活介助全般を担当します。
また、新人社員の教育や行事の準備といった、直接的な介護以外の仕事が増えるのが特徴です。
正社員1人に対し、複数の利用者が担当として割り当てられるため、ケアマネジャーやリハビリ職といった他業種との連携も一層必要となります。
大きな事業所では、委員会活動やミーティングへの参加が求められ、時間外業務が増える傾向にあります。
パート介護士は、資格の有無によって仕事内容が異なります。
特に、無資格の場合はパートでの採用が多く、身体介助にひとりで当たる機会は少ないでしょう。
一方、有資格者の場合には、パートであっても正社員と同様に介護全般を担当します。
あくまでも勤務時間に終えられる範囲内ではありますが、正社員と同様に担当を受け持ったり、行事の計画に携わる事もあるでしょう。

パートの介護職の時給相場・ボーナス

アルバイト・パートの求人情報を掲載するタウンワークによると、全国のパートの平均時給は1,047円となっています(2019年11月現在)。
その中で、介護職の時給は約1,100円~1,200円と、各地方の最低賃金を上回っているのが特徴です。
地方に比べ首都圏が高額となるのは他業種と同様ですが、その中でも国家資格である介護福祉士を保有しているほど、時給は高くなっています。

パートでもボーナスはある?

人材不足の介護業界では、好条件を提示してでも雇用者を確保したいという現状があります。
資本力があり、規模の大きな施設であれば、正社員と同様に年二回ボーナスを支給するケースも見られます。
ボーナスを支給するための条件は、勤務日数や時間帯など各施設によって異なりますが、パートであれば数万円から10万円が一般的となるでしょう。

処遇改善加算はパートでも対象になるの?

「介護職員処遇改善加算」は、介護士の定着率を促進するため、厚生労働省が設けた制度です。
キャリアアップの仕組みや職場環境の改善など、一定の条件を満たした事業所には、介護職員の賃金を改善するための上乗せ費用が支給されます。
支給の対象となる職員は「現場で実際に介護業務を行っている人」と記されているため、パートや派遣社員であっても、制度上は処遇改善加算の対象です。
ただし、上乗せ費用をどのように振り分けるかは、事業所に一任されているので注意しなければいけません。
事業所の中では、勤続年数や資格の有無、そしてパートか正社員かといった雇用形態により、賃金の上乗せを決定する場合があります。
パートは処遇改善加算の対象ではあるものの、あくまでも支給は事業所次第だということを覚えておきましょう。

パートの介護職の働き方って?子持ち・3時間のみ・夜勤について

パートという働き方を選ぶ理由は、育児や自宅での介護、ダブルワークなど人によって様々ですよね。
実際にパート介護士は、それぞれのライフスタイルに合わせどのような働き方をしているのでしょうか。

子育てと介護の仕事を両立

パートで働こうとお考えの方の中には、まだ子どもが小さく、育児に手を取られるというケースも多いのではないでしょうか。
その場合、必然的に勤務時間帯は、子どもが保育園や小学校に通う日中になりますよね。
子育てをしているパート介護士には、日中に利用者が通い、土日は閉所しているデイケアやデイサービスでの勤務が多く見られます。
身体介助の少ないデイケアやデイサービスは、無資格未経験の方でも働きやすいため、介護福祉士へのステップアップとして選択する方の多い職場です。

求人数の多い介護業界なら短時間パートも可能

人手不足が蔓延している介護業界では、スタッフが手薄な時間帯を補うために、短時間パートの求人も多く見られます。
早朝や夕方といった食事介助や移乗が必要となる時間帯や、日中の入浴介助の時間帯など、条件も事業所により様々です。
有資格者であれば即戦力として喜ばれることはもちろん、無資格であっても採用されやすい雇用形態となっています。

実際に、介護職の方の26.7%が時給で働いており、介護業界がパートの方々に支えられていることが分かります。

効率よく稼ぐことができる夜勤という働き方

より短時間で効率よく稼ぎたいという方や、日中の時間帯を趣味にあてたいという理由で選択する方が多いのが、夜勤のパートです。
夜勤のパートは日中と比べ時給が高く、1回の勤務で2万円近くの日給 を提示している事業所もあります。
「夜勤専従」という夜勤のみのパート勤務であれば、自分のライフスタイルを重視しながら安定した収入を得ることも可能です。
日中は介護の資格を取得するためのスクールに通い、夜勤をしながらキャリアアップを目指すこともできるでしょう。

介護職面接時のパート志望動機例・服装

どのような仕事でも、面接時に聞かれる志望動機には頭を悩ませるもの。
未経験の介護業界であれば、面接の服装も迷ってしまいますよね。
こちらでは、介護職の面接を受ける際のポイントと共に、雇用形態に合わせた志望動機例をご紹介します。

ポイント1.なぜ介護職を選んだのか

介護職は専門職であるものの、パートであれば無資格での採用も多く見られている業種です。
しかし、「資格がなくてもできる仕事だから」「希望の時間帯で求人があったから」という志望動機では、マイナスイメージを生みかねません。
施設や事業所は、長期間安定して働く事のできるスタッフを求めています。
無資格である場合には、資格取得に必要な年数や経験を重ね、将来は介護福祉士として働きたいという動機を盛り込みましょう。
また、過去に介護現場に勤務した経験はもちろん、高齢者との触れ合いの中で介護職を目指したという具体的なエピソードも、志望動機のポイントのひとつとなります。

ポイント2.なぜその事業所を選んだのか

パートの場合には、勤務時間帯や給与といった条件をベースに求人を選ぶことが多いですよね。
しかし、面接の際には基本的な条件のもと、なぜその事業所を選んだのかという理由がポイントとなります。
面接を受ける際には事前に面接先の特色を調べ、自身の実体験と重ねながら、入職後にどのように仕事をしていきたいのか具体的に話せるようにしておきましょう。

志望動機例1.子育てと仕事を両立したい日勤パート

現在子どもが4歳のため、子育てをしながらキャリアアップできる仕事を探していました。
介護職は未経験ですが、幼少の頃から祖父母と共に暮らしていたため、高齢者の方はいつも身近な存在でした。
今後は経験と知識を積み重ね、将来的に介護福祉士の資格を取得したいと考えております。資格取得のサポートに力を入れていらっしゃる貴社であれば、育児と両立しながら介護の仕事が続けられる考え、志望いたしました。

志望動機例2.自宅介護の空いた時間に短時間パート

過去に介護福祉士として老人保健施設に勤務していました。現在は自宅で義母を介護しており、仕事にあてられるのは義母が通所に通っている時間帯か、家族が居る時間のみとなります。
貴社の訪問介護事業であれば、残業を心配することなく、自宅介護との両立も可能ではないかと志望いたしました。過去に得た介護技術だけでなく、義母を介護している実体験を元に、利用者様とそのご家族に寄り添った支援ができるように努めたいと思います。

志望動機例3.ライフスタイルを優先しながらしっかり稼ぐ夜勤パート

現在、日中は飲食店でパート勤務をしています。働きながら介護福祉士の資格取得を目指しており、収入面にも不安がなく、勉強の時間を確保できる夜勤勤務は自分にベストな働き方だと志望いたしました。
飲食の世界と介護業界は異業種のようですが、お客様を笑顔にする気遣いの必要な仕事という意味では、多くの共通点があるのではと考えます。今までの自分の経験を活かしながら、介護の世界でのキャリアアップを目指します。

介護職のパート面接を受ける際の服装は?

介護職は体力だけでなく、細やかな気配りと心遣いが必要なサービス業でもあります。
そのため、パートであっても面接時には清潔感と礼儀正しさを忘れないようにしましょう。
服装は男女ともスーツが好ましく、髪が長い場合にはまとめておくのがおすすめです。
利用者に対応する際に必要な笑顔とマナーを忘れず、前向きな気持ちで面接に臨みましょう。

パートさんも募集中!介護職おすすめ求人

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介護職ならパートでも着実にキャリアアップできる

介護職は、未経験でも働きながら資格を取得し、キャリアアップすることのできる仕事です。
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今は様々な事情でパートという働き方を選択していても、介護の世界で着実に経験を重ねることで、将来は正社員や管理職といった可能性も広がっていくでしょう。

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