【第38回 2026年版】介護福祉士国家試験の試験日・出題範囲・合格率を完全まとめ

資格取得
2025/12/16

はじめに|2026年受験は「情報の確実なアップデート」が鍵

介護福祉士国家試験は、介護職にとって唯一の国家資格であり、キャリアアップ・給与改善・職場での役割拡大に直結します。
特に第38回(2026年)試験は、パート合格制度の開始という大きな試験制度の変更があります。

受験者の多くは、仕事・家事・育児を両立しながらの学習です。
ケアきょうのアンケートでも「なかなか時間が取れない」「夜勤明けで頭に入らない」という声が多く、厳しい環境で受験にのぞむ介護職が多いことが伺えます。

時間に追われる人が簡単に概要を把握できるよう、本記事では以下をすべて網羅します。

  • 試験日、願書期間、受験費用
  • 出題範囲(13科目)
  • 合格率と合格基準点
  • 実務者研修の修了期限
  • 勉強法(6か月・3か月モデル)
  • 合格後の給与アップ
  • ケアきょう受験ガイドライン情報

この記事ひとつで、受験準備はばっちりです。

第38回(2026年)介護福祉士国家試験|最新スケジュール

筆記試験日

令和8年(2026年)1月25日(日)

願書受付期間

令和7年8月6日(水)〜9月5日(金)

受験手数料

18,380円

試験地

全国35か所(北海道〜沖縄)

合格発表

インターネット:令和8年3月16日(月)
合格通知発送:令和8年3月19日(木)

実技試験

筆記試験のみ(実技試験は2024年に廃止)

受験資格|実務経験と実務者研修の要件

受験資格の種類

  1. 介護福祉士養成施設(2年以上)卒業
  2. 養成施設(1年以上)卒業
  3. 実務経験3年以上(1095日以上)+実務者研修修了
  4. 介護職員基礎研修+喀痰吸引研修修了
  5. 福祉系高校卒業(平成21年度以降)
  6. 特例高校卒業+9カ月以上の従事
  7. 平成20年度以前入学の福祉系高校で必要科目修了

卒業・修了・従事の判定期限はすべて令和8年3月31日まで

実務者研修の修了期限

令和8年3月31日までに修了する必要があります。

出題範囲(13科目)|頻出領域の詳細解説

介護福祉士試験は以下の13科目から出題されます。

  1. 人間の尊厳と自立
    介護の基本理念、自己決定、権利擁護。
  2. 人間関係とコミュニケーション
    傾聴、受容、非言語コミュニケーション、家族ケア。
  3. 社会の理解
    最難関。制度・法律・社会保障の量が多い。
    地域包括ケア、介護保険の財源割合、要介護認定など。
  4. こころとからだのしくみ
    身体構造、疾病、感染対策、誤嚥、褥瘡、循環器の基礎。
  5. 発達と老化の理解
    老化による変化、心理的変化、サルコペニア、フレイル。
  6. 認知症の理解
    中核症状、BPSD、アルツ型とレビー型の違い。
  7. 障害の理解
    身体・知的・精神障害の特徴、障害者福祉制度。
  8. 医療的ケア
    喀痰吸引、経管栄養、バイタル測定。
  9. 介護の基本
    チームケア、記録、ICF、倫理。
  10. コミュニケーション技術
    利用者との対話、観察、報告連絡相談。
  11. 生活支援技術
    食事・排泄・移乗・整容・入浴など実務全般。
  12. 介護過程
    アセスメント、計画、実施、評価、モニタリング。
  13. 総合問題
    複数科目融合。ケース文の読み取りが重要。
  14. 合格率・基準点|データと第38回の予測

    過去10年の合格率

    65〜73%で安定しています。

    合格基準点

    総得点の約60%が目安になっています。
    7割を獲得できていれば安心して合格できるでしょう。

    ただし注意しなくてはいけないのが、各科目群(パート内)で0点があると不合格になってしまう点です。
    どの分野もまんべんなく学習しましょう。

    第38回の難易度予測

    • 社会保障やや難化の可能性
    • 認知症・介護過程例年通り

    総合的には「標準〜やや難」程度で、大幅な難化はケアきょうでは想定していません。

    勉強方法|介護福祉士国家試験の合格者はどう勉強してる?

    実務経験だけでは介護福祉士国家試験に合格するのは非常に難しいです。
    一夜漬けで受かった、などという話を聞くこともあるかもしれませんが、マネをして不合格になってしまい、1年に1度しかない試験のチャンスを台無しにするのは残念です。

    6か月モデル(標準)

    • 平日30分
    • 休日1〜1.5時間
    • 過去問3周
    • 苦手科目は動画で補完

    3か月モデル(短期集中)

    • 平日60分
    • 休日2〜3時間
    • 過去問中心
    • 模試で時間配分を確認

    合格者(ケアきょう調査)の共通点

    • 短時間でも毎日触れる
    • 過去問を3周以上
    • スキマ時間の活用がうまい
    • 家族やパートナーの協力を得た
    • YouTubeやショート動画を併用

    介護福祉士国家試験 合格後の変化|給与・キャリア・働き方

    資格取得後の変化は以下が多いです。

    • 介護福祉士の資格手当により、施設にもよるが給与が8,000〜25,000円アップ
    • 施設などで役職候補に入りやすくなる
    • 訪問介護・小規模多機能・施設長など勤務先の選択肢が拡大
    • ケアマネ、サービス提供責任者など次のステップへ進みやすい

    まとめ|第38回は“正確な情報+計画的学習”で必ず突破できる

    • 試験日:2026年1月25日
    • 願書:2025年8月6日〜9月5日
    • 合格発表:2026年3月16日
    • 実務者研修2026年3月31日までに修了必須
    • 出題範囲は13科目
    • 合格率は65〜73%
    • 過去問3周+毎日のスキマ学習で合格可能

    正しい情報を押さえ、計画的に学習すれば必ず突破できます。
    効率的に学習をすすめたい方はぜひケアきょうの資料をダウンロードしてください!
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