ケアきょうアンケート あなたの隣にもいる?介護現場で本当にあった怖い話

介護職あるある
2025/08/24

介護の仕事は、命と向き合う責任ある仕事です。
しかし、そんな日常の裏側には、科学では説明のつかない出来事や、背筋が凍るような「怖い経験」が存在するようです。

ケアきょうが、介護施設で働く人々を対象に実施したアンケートで、その実態が明らかになりました。

  • アンケート実施時期:2025年8月16日
  • 集計期間:2025年8月16日〜8月20日
  • 総回答数:65

介護施設で働く中で、“怖い経験”をしたことはありますか?

回答 割合
はい 59 91%
いいえ 6 9%
65 100%

今回のアンケートでは、9割以上の介護職が「怖い経験がある」と回答。
多くの介護従事者が、何らかの形で「怖さ」に直面していることがわかります。

それはどんな「怖さ」でしたか?(複数選択可)

回答
心霊体験や不思議な出来事による怖さ 45
利用者様の急変・事故など命に関わる怖さ 23
ご家族や職員との人間関係・トラブルによる怖さ 7
自分のミスや判断に関する怖さ 8
その他 4
怖い経験をしたことはない 6

最も多くの回答を集めたのは、「心霊体験や不思議な出来事による怖さ」でした。
命に関わる急変や人間関係のトラブルといった現実的な怖さを上回り、不可解な現象に恐怖を感じている人が圧倒的に多いことが明らかになりました。

背筋が凍る…!介護現場のゾッとするエピソード

回答者から寄せられた、実際にあった心霊体験や不思議なエピソードを、原文のまま紹介します。

【ナースコールが鳴り響く…】

曰く付きの病室があります。必ず同じ時間にナースコールが鳴るのですが、その病室に入院患者さんはいません。故障の可能性を考慮し、業者を呼んだのですが、院長先生が鳴らないように設定してあり鳴るはずが無いとの事。夜勤中その病室からのナースコールが鳴る度に同僚と(またか)と顔を見合わせています。
亡くなった利用者さんが使用してた空のベッドからナースコールが数回鳴った。
鍵の掛かっている(利用者入院中)の部屋からナースコールがあった
お盆入りの日、夜勤でした。なかなか話されない入居者がスっと起き、「お父さん、帰ります」と言われました。別の入居者は、外を指さして「そこに、お父さんがおらんやった?」と言われました。送り盆の日勤では、誰もいない部屋のセンサーが繰り返し鳴りました。ちょっと怖くて、もうセンサーを切りました。もし切っても鳴ったら、本当の恐怖になるところでした。全て今年の事です。重なりますね。

そこにいるのは誰?

夜勤中、利用者様より「今日は2人かい?あんたの後ろに赤い女の人がいるねー」と言われた。実際は、誰もおらず1人で対応していた。
夜勤中、テレビも何もついてない時に「お母さ〜ん」と声がしたこと
夜勤の際に夜中テレビも何もついていないのにトイレ誘導して入居者様とトイレにいたら女の人の声が。。亡くなった妹さんだったのかなぁ?
夜勤の仮眠中、ユニットのドアが開いたような気がして、何者かが居室のドアに入った気がしたらその部屋のセンサーコールが鳴った。訪室したが入所者は寝ていた。
夜勤でソファに横になっているとき肩を叩かれたので、振り返るが誰もいなかった。
東京にある某グループホームにて、夜勤中での出来事。深夜1:30辺りに仮眠を取っていると、昨日の夕方に逝去された入居者様がエレベーターに乗って、食堂まで来られた。その方は凄く印象があったので覚えていて…本来なら(夜中だからお部屋に帰って寝てて)と言うはずが、意識をせず[もうアナタは亡くなってるんだよ?さっさと本来行くべき場所へ帰りなさい!!]と言ってました。その入居者様は全く自覚が無いように見え、首を傾げながらエレベーターに乗って下へ降りた所で目が覚めました。怖いと言うより、逝去した後でさえシレッとしてる所に恐怖を感じました。
昔働いてた施設で夜勤中に何で近づいても来ずに非常口のところに人が居るの?そして何で動かないの?あの人誰?って思って近づいて行くと笑顔でどんどん薄くなっていった。夜勤明けに思い出したら一週間前に永眠された人だった。電車で行ってたから帰りに電車で何か有りそうで怖かった経験ある

【不思議な予兆】

不思議と病室がたまに線香臭い時があり、線香臭い時は近い内に患者さんが亡くなる。
5日後に家に帰ると言われていた入居者が5日後に亡くなられた事
M有料老人ホームでは、一人ご逝去されると半月以内に2名ご逝去され。職員、ナースの話しでは、ここの施設は、三人舟だと言っていました。今、A老健に勤めているのですが、2名舟みたいです。

怖さは心霊現象だけではない

心霊体験以外にも、介護現場ならではのリアルな怖さを訴える声も寄せられました。

食事介助中、窒息事故があったこと
めちゃくちゃ怖い先輩スタッフが夜勤で、自分が遅番の時に、恐る恐る「何しましょうか?」と尋ねたら「何しましょうじゃないわよ💢」と、使用済みの尿取りパットを投げつけられた。
利用者さんに圧をかけられまくって恐怖で過呼吸になったトラウマはあります。その利用者さんは今はいないですが今でもたまに思い出します。辞めずに続けてる自分を褒めたいです。

まとめ

今回のアンケートから、介護施設は、単に高齢者をケアする場所というだけでなく、様々な「怖さ」が潜む場所であることが明らかになりました。
特に、科学では説明のつかない不可解な現象に直面している介護職が非常に多いことがわかります。

しかし、これらの怖い話の多くは、夜勤や看取り、認知症といった、介護現場特有の状況下で発生しています。
もしかしたら、故人や見守るべき利用者が、何らかの形でメッセージを送っているのかもしれません。

これらのエピソードは、介護職が直面する精神的、肉体的負担を改めて浮き彫りにしています。
介護職の皆さんが安心して働けるよう、職場でのサポート体制や心のケアがより一層重要になってくるでしょう。

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