介護福祉士国家試験で役に立つ!一発合格のための暗記方法は?

資格取得
2022/01/24

試験に一発で合格できる暗記術

介護福祉士試験に向けて勉強しているけど、なかなか覚えられない……。
どうしても、利用者さんの名前や特徴を覚えるのが苦手……。
そんな人もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は試験以外にも使える暗記方法を紹介していきます!

暗記はどうすればできる?

まずは、暗記はどうすればできるのかを考えていきます。
介助と同じく、自然の流れに任せる方が労力はぐっと低くなります!

暗記の基本は4つあります。

①人間の脳の作りは大体一緒

まず1つ目の暗記の基本は、人間の脳の作りは大体一緒ということです。

「自分は暗記力が低いから」という人がいます
確かに、人によって多少の暗記の得手不得手はあるかと思います。
しかし、運が良いことに、脳の作りは大体一緒です。

例えば、苦労をしたかもしれませんが、校歌を歌えるようになったり、九九を覚えりすることができたと思います。
これからお話しすることも、脳の作りが同じだからこそ、どんな人にも当てはまるものになっています。

②暗記には2種類ある

2つ目の暗記の基本は、暗記には2種類あるということです。

人間の記憶には、「短期記憶」「長期記憶」の二つがあります。
この二つは、仕事をしているシーンで想像できるかと思います。

利用者さんの体温を測定していたとします。
皆さんはその内容を付箋に書いておき、後で、パソコンに入力したとします。

この、付箋が短期記憶で、パソコンが長期記憶です。

つまり、短期記憶は一時的に脳内においておく記憶です。
基本的には、その日のうちに燃えるゴミに捨てられます。
忘れてしまうのです。

では、パソコンに記録した記録はどうでしょうか?
基本的には、ずっとパソコン上にあります。
なかなか忘れないのです。
これが長期記憶です。

試験においては、試験の内容を、このパソコンに入れる長期記憶に入れられているかを確認します。
ですから、長期記憶に持っていく工夫が必要になるのです。

では、どうすれば、長期記憶に持っていくことができるのでしょうか?

③長期記憶に持っていくには工夫が必要

3つ目の暗記の基本は、長期記憶に持っていくには繰り返しが必要ということです。

先ほど、長期記憶はパソコンに情報を入れるようなものといいました。
皆さんが、パソコンに入れたい情報はどんなものですか?
旅行の写真や、お金の情報など、とにかく大切なものではありませんか?

長期記憶も「大切なもの」を記憶するためのものです。
人間、生き物にとって「大切なもの」とは何でしょうか?

それは、「生き残るために重要な情報」です。
昔なら、「このキノコを食べたらダメ」というようなものです。

では、どうやって大切なものと思わせる必要があるのでしょうか?
それは、「強烈なインパクトを与える」のと「繰り返し出会う」ことです。

死に直面するようなことがあれば、否が応でも覚えることができます。
何度も何度も出会っていれば、否が応でも覚えることができます。
この二つが非常に重要になりますので、覚えておきましょう!

④人間忘れるのが普通

4つ目の暗記の基本は、「人間忘れるのが普通」ということです。

人間は良くも悪くも「忘れる」生き物です。
辛いことも忘れるから生きていけます。
暗記に関して、いろいろな研究が行われていますが、その共通点は「人間は忘れる」です。

しかし、忘れたことも実は「忘れていない」という研究もあります。

有名なエビングハウスの忘却曲線というものがありますが、こちらも人間が忘れること、そして、覚えるまでにかかる労力がどんどん楽になる、ということを示しています。
例えば、1日後に忘れた内容を思い出すには、初日の75%の労力で済むということを示しています。

何度も何度も復習すれば、どんどん覚えるまでの労力は楽になっていきます。
暗記は一番最初が一番大変で、徐々に楽になるということです。

暗記において大切な事

では、基本を押さえたところで、暗記に必要な事を3つご紹介します!

理解をしたうえで覚える

まず1つ目は、理解したうえで覚えることです。

人間は、意味が分からないことより、意味が分かるものの方が覚えやすいものです。
3、6、9、12、15、18……
と、3増えていく数列よりも
9、2、8、3、7、1、4……
という不規則な数列の方が覚えにくいものです。

ですから、暗記する内容がどんなものなのかを、理解することがスタートになります。
今はネットなどがあったりするので、分からないことは調べたりするのもいいかもしれません!

一つの暗記方法にこだわらない

2つ目は、1つの暗記方法にこだわらないことです。

勉強をしていると、
ノートにまとめて覚えることを重視する
音読だけする
といった人がいます。

ですが、暗記方法は大切ではありません。暗記できればOKです!
ですから、いろいろな方法を使いましょう。

いろいろな暗記方法がありますが、個人的におすすめなのはこちらです。

  • 一度に覚えることを少なくする
  • 暗記するべき内容を種類別に分ける
  • 暗記カードなどを用いて反射的にこたえられるようになる
  • できるだけ、暗記内容を復習する

暗記するため、試験に受かるためには、手段を選ばずどんどん行いましょう。

テストと暗記をしっかり両方行う

3つ目は、テストと暗記をしっかり両方行うことです。

大切なのは、試験が解けるようになることです。
暗記ばかりしていても、試験には受かりません。
どの分野が苦手なのかをしっかり把握しつつ、暗記しましょう。

また、テストを行うことで、覚えた内容を頭から引き出す訓練になります。
アウトプット・出力する訓練も試験においては重要ですので、何度も過去問を解き、分からない部分がなくなるように、しっかり復習をしましょう!


今回は、試験に一発で受かるための暗記方法に関してまとめてみました。
試験だけでなく、介護の現場においては覚えることがたくさんあります。

試験以外でも、自分流の暗記術を身につけておくと、仕事がスムーズに進んだりするものです。
試験がある人・覚えることが苦手な人にこの記事を紹介して頂けると嬉しいです。

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