絶対に避けるべき同僚にも利用者にも嫌われてしまう介護職の話し方

ストレス・メンタル対策
2022/01/24

介護の仕事は、コミュニケーションが非常に重要です。
同僚だけでなく、ご利用者さんとの話もとても大切です!

そこで、嫌われてしまう話し方をしていると、とっても「損」をしてしまいます。

今回は、皆さんからお伺いした周囲の人から「嫌われてしまう話し方5選」と「改善方法」をお伝えしていきます。

嫌われてしまう話し方

まず初めに、話にくいと思われてしまう特徴5選を紹介していきます。

①無表情

普段から、あまり感情を見せずに、無表情でいる方もいらっしゃいます。
顔以外にも、声のトーンが一定だったりすることもあるようです。

こういった方は、

  • 何を考えているのか分からない
  • 話を聞いてくれていないのかも
  • 自分の話がつまらないのかも
  • 怒っているのかも

と、思われてしまう原因にもなってきます。

特に怒っていない、相手を嫌っていないのにも関わらず、誤解を招いてしまう原因になってしまいます。

介護職は、コミュニケーションを上手く取ることが望まれています。
それなのに、誤解を招いてしまうのは、残念な事です。

②喋ってばかりで、話を聞かない

このタイプは、明るく話してくれるものの、

  • 人の話を聞かない
  • 自己中心的
  • うるさい

と思われてしまっているかもしれません。

度が過ぎると、

  • 話を聞いてくれない
  • 大切にしてくれていない

と、感じる人も出てくるかもしれません。

確かに、お喋りすることは楽しいですが、会話で大切なのは、言葉のキャッチボールです。
話してばかりでは、一方的にボールを投げている様なものです。

③話がまとまっていない

皆さんの職場にも、話があっちこっち言ってしまう人がいるのではないでしょうか?

仕事の話だけでなく、日常会話においても、話題が行ったり来たりしていると、

  • この人は、今なんの話をしているんだ?
  • 結局何が言いたいんだろうか?

と、困ってしまいますよね。

話を楽しむためには、相手が理解しやすいように話すことも大切です。
自分が喋っている時に、相手があまり理解できていなそうな時は、もしかしたら自分の話にまとまりがないせいかもしれません。

④否定的

これも、経験したことがある人が多いのではないでしょうか?

喋り始めが「いや……」「でも……」から始まることが多い人です。

これをされると、

  • 高圧的だな
  • 話を聞いてくれない人だな

と、感じてしまいます。

雑談や仕事の話であっても、相手から頭ごなしに否定されてしまったら、あまり気分が良くはありませんよね。

⑤上から目線

何だか、とても偉そうに話してくる人って嫌ですよね。
無意識でこのような話し方をしていたら、とても危険です。

こういったタイプの人は、

  • アドバイスをすることが好き
  • 物事の判断基準が自分中心
  • 自分への評価が甘く、他人への評価が厳しい

という可能性もあります。

改善方法

では、先ほどの特徴に心当たりのある方はどのように気を付けていけば良いのでしょうか?

対策・改善方法はこちらです!

①無表情タイプ

このタイプは、いらぬ誤解を招いていることが、最大の問題です。

改善するためには、こちらが有効です。

  • 声を少し高くする
  • 言葉以外のコミュニケーションを意識する

声が高くなると、自然と明るい印象を与えることが出来ます。
逆に、低い声は落ち着いた印象を与えます。

無表情と思われている場合は、落ち着きすぎていることが問題なので、少し声を高くしましょう。

また、人間は、言葉以外の情報でのコミュニケーション「ノンバーバルコミュニケーション」を行っています。

自然な目くばせや会釈、手振り身振りです。
意識的に、手振り身振りを使うことで、無表情とは思われなくなるかもしれません。

②喋ってばかりで、話を聞かないタイプ

喋りすぎてしまう人の多くは、沈黙が怖いと思っているのではないでしょうか?

しかし、あまり気にしすぎることはありません。
沈黙になったということは、一つの話題が終わった、というだけのことです。

また、もし1分近くも、一人で喋り続けていたりしたら、危険です。

基本的には、相手が話した秒数と同じか、それよりも少なくても、人間は楽しく会話することが出来ると言います。
徐々に、相手の話を聞くこと楽しめるように、意識してみてはいかがでしょうか。

③話がまとまっていないタイプ

周囲があまり話を理解してくれない……、と思う方の場合は、話をまとめるのが苦手なのかもしれません。

喋りながらは、難しいかもしれませんが、

  • 情報を分類すること
  • 情報を減らすこと

を、意識していくと良いでしょう。

情報を分類するというのは、例えばご利用者さんの状態の話をする時に、
「だれが・何時・どこで・転倒した」というような事実
「痛そうだった、危なかった」という感想・意見
を、分けることです。

また、情報を減らすというのは、
事実を話して、自分の感想は入れない
というようなイメージです。

話が伝わりにくい原因は、たいてい情報が散乱しているか、多すぎるかです。

慣れれば出来るようになってくるので、意識してみると良いでしょう。

④否定的なタイプ

自分が、「いや……」「でも……」というような口癖があると気が付いた方は、一度すべて受け入れる努力をしてみましょう。

相手が間違ったことを言っていたとしても、
「そうですね。でも、こういう考えがあるかと思います」
「その考えもあるけど、こっちの方がいいんじゃないか?」
というように、一度受け入れてあげることが大切です。

このワンクッションがあることで、「頭ごなしの否定」と、周囲は感じなくなるものです。

⑤上から目線のタイプ

このタイプの方は、なかなか自分では気が付きにくいかもしれません。

しかし、自分の意見にいつも自信満々という方は、上から目線になっている可能性に注意です!

もし、少しでも「当てはまるかも……」と思ったら、気をつけましょう。

改善するためには、

  • 相手の立場や感情を意識する
  • 相手の欠点ではなく、長所を見るようにする
  • 正論を言うことが、全ての状況に置いて正しいとは限らない

ということを、意識すると良いでしょう。

人間は結局、「感情」で動く生き物です。
正論だけで動いても、周囲は付いてこないこともあります。

また、人間は誰しも、欠点も長所も持っているものです。
欠点は目立ちやすく、気になってしまいがちですが、相手の長所も見て接していきましょう!

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