アンケート結果!介護職の冬のボーナス
介護職の冬のボーナス
皆さんは冬のボーナスを頂きましたか?満足する額でしたでしょうか?
今回は気になる介護職のボーナスに関して、ケアきょうが実施したアンケートと国が発表した報告書を基に解説していきます。
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ケアきょう求人・転職の無料相談アンケート結果
ケアきょうが行った、冬のボーナスのアンケートの結果を見ていきましょう。
平均値としては23万円、中央値は18万円という結果になっていました。
内訳としては、20万円未満だったという人が全体の半分以上を占めており、0円という人も全体の13%ほどでした。
その一方で、50万円以上貰っている人は11%いらっしゃいました。
賞与に関して気になること
皆さんが、賞与に関して気になることは何でしょうか?
例えば、こんなことでしょうか。
- そもそも賞与制度はあるのか?
- どんな施設で賞与が多いのか?
- どんな人の賞与が多いのか?
- 結局どれくらいもらえるのか?
今回は、そのポイントを解説していきたいと思います!
賞与制度の有無
そもそも、ボーナス制度があるのかどうか考えていきます。
実は、賞与制度がないという施設もあります。
介護労働実態調査によると、賞与制度がある施設の割合は
・入所系施設では、約95%
・通所系施設では、約81%
・訪問介護では、約74%
逆に言えば、賞与の制度がないという事業所もあることになります。
特に、訪問介護においては、賞与制度がないところが約25%あるようです。
もちろん、これは施設ごとなので転職・就職する人は、しっかり確認をしましょう!
事業所ごと
どんな事業所だと、給料が多いのかを考えていきましょう。
まずは、事業所タイプ。その次に、企業の大きさで考えていきます。
施設のタイプ別で考えてみましょう!
一般に出されている資料では、直接的に事業所タイプ別に賞与が公開されているデータはありません。
しかし、賞与は多くの場合、「基本給×何か月分」で計算されます。
たいていは、2~3か月分となることが多く、基本給を見てみると、何となくの賞与額を比較することが出来ます。
基本給に関しては、厚労省発表の「介護従事者処遇状況等調査結果」を見てみましょう。
特養 | 190,700円 |
---|---|
老健 | 177,180円 |
介護療養型医療院 | 154,470円 |
訪問介護事業所 | 184,740円 |
通所介護事業 | 175,990円 |
認知症対応型共同生活介護 | 168,280円 |
こう見てみると、特養が高く、訪問>老健>通所という順になっています。
次に、法人の大きさによる違いです。
これは、厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」を見ると分かります。
企業の規模・職種ごとに、統計が出ていましたので紹介します。
こちらは1年間の賞与金額です。
10~99人の企業規模 | |
---|---|
介護支援専門員 | 57.0万円 |
ホームヘルパー | 35.9万円 |
福祉施設介護員 | 47.8万円 |
100~999人の規模 | |
---|---|
介護支援専門員 | 67.0万円 |
ホームヘルパー | 43.0万円 |
福祉施設介護員 | 56.6万円 |
1,000人以上の規模 | |
---|---|
介護支援専門員 | 63.8万円 |
ホームヘルパー | 37.8万円 |
福祉施設介護員 | 48.9万円 |
こう見ると、大きい法人の方が賞与は大きいが、大きすぎると若干下がる傾向も見て取れます。
経験年数による賞与額の違い
次に経験年数による、賞与額の違いを見てみましょう。
令和元年賃金構造基本統計調査を見てみると、継続年数5年ごとの賞与額の違いは次のようになっています。
1年未満 | 73,000円 |
---|---|
1~5年未満 | 451,100円 |
5~10年未満 | 552,700円 |
10~15年未満 | 638,200円 |
15年以上 | 701,700円 |
全体平均 | 531,700円 |
年次が上がるほど、賞与が上がることが分かります。
1~5年未満と15年以上の職員では、50%以上増えることになります。
また、1年未満の賞与がかなり少ない理由としては、1年目は賞与を渡さないという施設が多いためかと考えられます。
転職する方は、このことも押さえておきましょう。
職種による賞与額の違い
最後に、職種による違いを見てみましょう。
厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」を見ると、1年間の賞与金額はこのように出ています。
介護支援専門員 | 62.8万円 |
---|---|
ホームヘルパー | 38.7万円 |
福祉施設介護員 | 53.2万円 |
ホームヘルパーは、8割が非正規職員と言われており、そのため賞与が少なくなっている可能性があります。
そもそも賞与制度がない事業所も少なくないので、平均が低くなっているのではと推測することが出来ます。
また、介護員より専門知識のある介護支援専門員では、基本給の関係から、賞与は多くなっていると考えられます。
今回は「介護職のボーナス」に関して紹介していきました。
ボーナスは非常に大切なものですから、転職するときなどはしっかりと確認しておきましょう!
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