介護職を派遣で働くメリットとは?おすすめ会社や夜勤内容も紹介!

介護職仕事紹介
2022/01/11

派遣で介護職に従事するメリット

施設や事業所に直接雇用される正社員やパートと違い、派遣は登録した派遣会社と契約を結ぶスタイルになります。
そのため、他の雇用形態にはない派遣ならではのメリットが多数あるのが特徴です。

パートよりも時給が高い

派遣で働く介護士の大きなメリットのひとつが「時給の高さ」です。

「平成29年度介護労働実態調査の結果」によると、パート・アルバイト・派遣を含む介護職員の平均時給は、956円となっています。
地域によって時給の幅はありますが、派遣介護士の平均は1,100円~1,600円と平均時給を越えているのが特徴です。

地域 時給
東京23区 1,648円
東京都の23区外 1,576円
大阪市 1,366円
名古屋 1,400円
福岡県 1,150円

出典:「リクナビ派遣・平均時給チェック」

派遣の時給が高くなる理由は、その雇用形態にあります。

直接雇用のパートの場合、施設や事業者側は、厚生年金や健康保険といった費用や、福利厚生の一部を負担する必要があります。

また、求人サイトや広告に求人情報を掲載する際には、まとまった広告宣伝費を準備しなければなりません。

一方、派遣会社を通して契約する派遣介護士の場合には、それらの負担を削減することができるのです。

その分、浮いたコストで派遣スタッフの時給を上げることが可能となっています。

余計な残業がない

切れ間なく業務が続く介護の現場では、勤務時間が終わってもすぐに帰れないといった悩みの声も多く聞かれています。

直接雇用で勤務していると、時間通りに帰ることにどこか罪悪感を感じたり、行事準備や委員会でサービス残業をするといった機会も少なくありません。

派遣スタッフは、契約時に勤務時間を明確に指定しています。そのため、通常は残業が発生することはありません。
もし、時間外の業務により困難が生じた場合も、派遣元の会社に相談することができます。

決まった時間だけを仕事に充て、プライベートの時間充実させることができるのは、派遣勤務ならではの大きなメリットであると言えるでしょう。

自分のライフスタイルを中心に働くことができる

人々のライフスタイルが多様化する中、派遣という働き方は、それぞれの目的を実現するためのひとつの手段となっています。

派遣は、自分の希望する労働時間や日数、場所を自由に選択することのできる勤務形態です。

  • 家族の介護、育児の空き時間に働きたい
  • 副業に力を入れたい
  • 自分の趣味を充実させながら収入を得たい
  • ひとつの場所にこだわらず、多くの施設で経験を積みたい

派遣であれば、そのような自分のライフスタイルを尊重しながら、介護の仕事を続けていくことが可能です。

人間関係に悩むことが少ない

平成30年の厚生労働省の発表によると、介護事業所を離職した理由は「職場の人間関係に不満があった」が23.9%で第1位 となっています。

多忙な介護の現場では、離職したくても、自分が辞めた後の事を気にしてなかなか決断できないというケースも見受けられます。

一方、派遣は契約時から雇用期間が定められているため、退職後の職場の心配をしたり、わずらわしい人間関係に悩まされることもありません。

必要以上の人間関係に気を病むことなく、仕事にのみ専念することができるでしょう。

様々な現場でキャリアを積むことができる

生活援助の多いデイケアから身体介助の多い老人保健施設まで、介護職は働く施設によって業務内容が全く異なる職種です。

派遣であれば、一か所にこだわらず様々な施設で経験を重ねることができます。

介護職が未経験である場合には、派遣業務を介護福祉士試験を受験するために必要な、従業期間にカウントすることもできます。

また、自社にスクールを持つ派遣会社であれば、働きながら介護の資格を取得することも可能です

介護職が未経験の方にとっては、介護の世界で仕事を続けていくためのステップとして、まずは派遣で働くと言う道も選択肢のひとつとなるでしょう。

派遣における夜勤介護職の仕事内容を紹介!

介護職の中でも、「夜勤」は特につらいという声が多く聞かれる仕事です。
しかし、派遣介護士の中には、夜勤のみで働く「夜勤専従」を選択する方も多く見られます。

夜勤の勤務時間帯は、主に17時から翌朝9時までの2交代制と、24時から翌朝9時までの3交代制に分かれます。

仕事内容は、主に就寝前から翌日の朝食後までの介護全般です。

夕方から就寝前まで

17時から出勤した場合、まずは申し送りによってその日の入居者の状態をしっかりと把握することが始まりとなります。

その後は、夕食の準備、利用者の誘導、食事介助等が続きます。
食器を片付け歯磨きを終えると、就寝時間に合わせて着替えや排泄介助、ベッドへの移乗を行います。

消灯から深夜早朝にかけて

消灯となる21時からは、定期的に居室を訪問し、利用者の状態をチェックします。
自力で寝返りを打つことができない利用者には、必要に応じ体位変換を行います。

消灯から早朝にかけてはスタッフの食事休憩や仮眠にあたる時間となりますが、1人で勤務している場合には、ナースコールに対し随時対応することが必要となります。

起床から朝食後

起床後は、ベッドからの移乗や着替え、排泄介助を行い、朝食の準備へと進みます。

多くの施設では、7時半頃には朝食介助がスタートするでしょう。

服薬の確認をし必要な記録などを入力後、引継ぎを終えて9時には勤務時間終了です。

派遣介護士がする夜勤のメリットとデメリットは?

1フロア25名程度の利用者の場合、多くの施設ではスタッフ1名の勤務体制が取られています。

そのため、慣れない間には緊急時の対応に不安を抱えることもあるでしょう。

深夜には休憩時間があるものの、ナースコールに対応しなければならなず、1名体制ではまともに休憩が取れないというデメリットもあります。

また、正社員やパートで働いている場合は、日勤と夜勤がシフトに組み込まれます。

不規則な勤務による生活リズムの乱れや体力的な負担も、夜勤がつらいと言われる要因のひとつです。

しかし、派遣であれば、自分の生活スタイルに合わせて夜勤を組むことができます。

夜勤手当により時給は更に高くなるので、夜勤専従介護士としてのライフスタイルを確立させることも可能です。

多くの介護士が不規則な生活スタイルを負担に感じる中、勤務時間を調節しながら夜勤で働く事は、派遣ならではのメリットと言えるでしょう。

介護職の派遣切りとは?その現状や原因を解説!

介護職に限らず、派遣で働く以上、派遣切りは常に考慮しなければならない問題です。

ただし、人手不足が蔓延している介護業界では、契約期間満了を持って契約を終了することが一般的となっています。

期間満了を待たず契約が切られてしまう場合には、以下のような原因が考えられます。

人手の充足で派遣の必要がなくなった

施設や事業所は、必要な人材を確保しなければ運営を維持していくことはできません。

しかし、現在は多くの介護施設で、正社員やパートといった働き手を確保することが難しくなっています。

その人員不足を補っているのが、派遣介護職員なのです。

そのため、正社員やパートが雇用出来た際には、派遣を雇う理由がなくなってしまいます。
結果、契約は終了となり、派遣は切られることになります。

勤務態度が改善されないため

利用者に対しより良い介護サービスを提供するためには、スタッフ間の連携を欠かすことはできません。

新しい職員に対する指導は必然的であるとは言え、契約期間が限定している派遣に度々教育時間を取られるようでは、現場のスタッフにとっては負担となってしまいますよね。

そのため、度重なる指導でも業務内容が改善されない場合には、施設側は派遣を雇うことによるデメリットを抱えることになってしまいます。

その場合、派遣会社にスタッフの交代が告げられ、期間満了を待たずして、契約は終了となります。

介護職の派遣は単発でもできる?

「派遣勤務がどんなものか体験したい」「臨時収入が欲しい」という時にありがたいのが単発の仕事です。

単発の仕事は、時給や日給が高く、ダブルワークも可能であるというメリットがある一方、利用者の顔やADLを覚えることが難しいといったデメリットもあります。

また、単発の仕事は、短期の仕事に比べ求人数が少ない傾向にあります。

単発の仕事でしっかり稼ぎたいという方は、いくつかの派遣会社に登録して随時求人情報をチェックすることをおすすめいたします。

介護職への派遣応募は未経験でも大丈夫?

「介護の仕事には興味があるけど、専門的な仕事は未経験では難しいのでは?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在、人材不足解消の観点から介護現場の裾野は大きく広がり、未経験や無資格のスタッフを雇用する施設も多く見られています。

また、未経験だからこそ注目したいのが、派遣会社が資格取得をサポートする「キャリアアップ応援制度」です。

国家資格である介護福祉士資格を受験するためには、「3年以上の実務経験」と「実務者研修」の資格が必要となります。

キャリアアップ応援制度を実施している派遣会社では、実際に介護現場で働きながら、実務者研修の資格を無料で取得できるのが大きなポイントです。

介護職募集中のおすすめ派遣会社を紹介!

自分の条件を大切にしたい方にとって、多くのメリットを含んでいるのが派遣介護士です。

実際に派遣スタッフとして介護の現場で働きたい!という方に向けて、おすすめの派遣会社を地域ごとにご紹介します。

東京都内に特化した求人情報満載『ダントツ介護』

サービス利用満足度94%、紹介求人満足度96%。

介護職専門のキャリアコンサルタントが多数在籍した、東京都内の介護求人に特化した就職・転職サポートサービスです。

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多くの施設と取引実績があるため、内定率は97%と高い実績を誇る都内にお住いの方にぜひおすすめしたい派遣会社です。

地域密着型だから関西圏に強い!『かいご畑』

全国対応のかいご畑は、大阪をはじめとする関西圏でも効率的に派遣の仕事を探すことができる会社です。

「短時間勤務OK」「残業必要なし」など、自分のライフスタイルを重視したい方に人気があります。

かいご畑で仕事を始めた方の57%は、資格なし未経験からのスタート。

介護資格を実質0円で取得することができる「キャリアアップ応援制度」を設けているので、派遣で働きながら着実にステップアップしていきたいという方にぜひおすすめしたいサイトです。

首都圏情報多数!千葉県の求人にも対応『きらケア介護派遣』

最大時給1700円。専任アドバイザーが待遇交渉までサポートしてくれるきらケア介護派遣は、職業紹介優良事業者に認定された「レバレジーズ株式会社」が運営する人材派遣サービスです。

千葉県内の多くの事業所に実際に足を運び、生の情報を多く蓄積しているので、職場選びに欠かせない内部情報を知ることができるのが安心ですね。

介護業界でも評価の高い、千葉県で好条件・好待遇の仕事をお探しの方におすすめの人気の派遣紹介会社です。

派遣介護士という働き方

派遣介護士は、今は仕事より家族やプライベートの時間を大切にしたいという方や、様々な職場で経験を積みながらキャリアアップしたいという方におすすめの雇用形態です。

人材不足の介護業界では派遣の求人も途絶えることなく、いくつかの派遣会社に登録することで、より自分にあった仕事に出会うことも可能となっています。

自分のライフスタイルに合わせながら介護の世界で仕事をしたいとお考えの方は、ぜひ派遣という働き方を検討されてみてはいかがでしょうか。

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