超迷惑?介護現場で勤務シフトが出にくい理由は?どうして遅くなるの?

介護職あるある
2022/01/14

介護現場でシフトが出るのが遅い理由

介護職にとって大切なシフト
なかなか出ない……。出るのが遅いというお声をたびたびお聞きします。

そこで、今回はなぜシフトが出るのが遅いのかを解説していきます。

介護現場のシフト

シフトが出るタイミングは、25日前後という人が多いです。
中には、20日くらいには翌月のシフトが出ているという人もいましたが、月末ギリギリ……、遅くなると翌月に入ってからシフトが確定する、という人までいらっしゃいました。

このように、仕事のシフトがなかなか出ないとなると、困ってしまいますよね。

ケアきょうに寄せられた意見としては、このようなものがありました。

  • 来月の予定が決められず、旅行の日程が決められない
  • 仕方がなく予定を先に埋めたら出勤になり、予定をキャンセルすることに……
  • 友人と予定を立てるときは、シフトが出るまでいつも待ってもらっている

希望休を出せば、ある程度のコントロールはできるかもしれません。
ですが、希望休も結局取れないこともあるので、シフトが出るのが遅いと困ったものです。

しかし、なぜシフトが出るのが遅いのでしょうか?

シフトを作成できる人が少なく、忙しい

まず第一の理由に、シフトを作成できる人が少なく、忙しいからです。

シフトは基本的に、フロアのリーダー・介護職のリーダーが作成します。
複数の人が行う業務ではないので、ある意味で替えのきかない仕事です。

また、そういったリーダー職の方は現場に出ながら、リーダー会議に出る・指導を行う必要があるため、なかなかまとまった時間が作れない場合があります。
そうなると、会議までの10分間等、隙間時間を使って作成することになります。

しかし、少しずつシフト作成しようとしても、思っているよりも頭を使う作業なので
どうして、このシフトにしたのか?
そもそもどこまで作ったんだっけ?
といった問題が生じてしまい、結局やり直すことも多くなってしまうようです。

その結果、なかなか完成せず、いつも通りの月末になり、慌てて作成するということになってしまいます。

必要な情報が集まるのが遅い

2つ目のシフトが出るのが遅い理由は、必要な情報が集まるのが遅いからです。
シフトを作るには必要な情報があります。

それが、
・希望休
・翌月のイベントの日程
です。

この情報が集まるのが、遅くなることがあります。

例えば
・希望休の締め切りを過ぎた後に、希望休を提出してくる人がいる
・翌月のイベントやその担当者が決まっていないから決められない
ということがあります。

逆に、「夜勤を多く入れてくれ」と、急に言ってくることもあるようです。

なかなか言い出しにくい希望休や、突然の家庭の事情があるかとは思いますが、シフトを作成している人からしたら、一から作り直す羽目になるので困ったものです。
また、このせいで発表が遅くなってしまいます……。

必要な人数が集まらない

3つ目のシフトが出るのが遅い理由は、必要な人数が集まらないからです。

残念ながら介護業界は人手不足です。
しかし、シフトを回す必要はあります。

そうしたとき、希望休の関係や退職者が出ていた場合に「どうしても必要な人数が集まらない」ということがあります。
こうなると大変です。
どうにかして人数を集めなければいけません。

  • 他のフロアから応援を呼ぶ
  • 同じ法人内で人を融通する
  • 派遣やアルバイトを急遽募集する
  • シフトを工夫して、無理してもらって勤務してもらう

こういったことを行う必要があります。
この調整もあると、どうしてもシフトの発表は遅くなってしまうものです。

単に人数のやりくりだけではないから

4つ目のシフトが出るのが遅い理由は、単に人数のやりくりだけではないからです。

シフトを作ることは、大変です。

人間関係を考慮して振り分ける。
新人を戦力としてカウントしにくい。

こういったことを気にして、シフトを作成する必要があります。
シフトを作る側としては、共演NGとなる人達の扱いは非常に困るものです。
あと少しのところで、どうしても仲の悪い人同士が一緒に仕事することになる……となると、どうにかしてシフトを組みなおせないのか?と四苦八苦しているそうです。

決定までのプロセスに時間がかかる

5つ目のシフトが出るのが遅い理由は、決定までのプロセスに時間がかかるからです。
シフト作成者がシフトを作り終えたとして、それで発表!!!とはなりません。

さらに上長の確認・承認が必要になります。

シフト作成に数日かかり、承認を受けるまでは、さらに数日かかります。
施設の規模が大きくなればなるほど、上長の確認は増えていきます。

そうした一人一人の上長もいつでもシフトの確認・承認できるわけではありません。
決裁が遅くなりシフトが作り終わってから、1週間ほど掛かってしまうこともあるようです。

現場介護職として出来ることは、希望休やイベントの日程を早めに決めるということでしょうか?
希望休の締め切り後、 出来るだけ早くシフトが出せるような仕組みづくりも必要ですね。

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