凹むだけじゃもったいない!介護現場でミスをした時の考え方
ケアきょうでは、「職場でこんな失敗をしてしまった」「どうしよう、明日から職場に行きたくない」といったご相談をいただくことがあります。
そこで今回は、「失敗した時の考え方」「失敗したときに行うべきこと」「それでもつらいときの対処法 5選」をご紹介します。
仕事を長く続けるためにも、うまく乗り越える方法を身につけましょう!
失敗はあって当然
まず第一に、ミスをしない人はいません。
プロの野球選手、例えばイチローですら、10回打席に立っても、ヒットが打てるのはせいぜい3割台です。7割が失敗です。
でも、最高のバッターと言われています。
1度や2度のミスがあっても、周囲は自分が思うほど気にしていない、ということがほとんどです。
相当大きなものを除けば、ミスから学ぶことが出来ていれば、問題ないと思います。
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ケアきょう求人・転職の無料相談失敗した時に行うべきこと
では、失敗した時に行うべきことを見ていきましょう。
誰だって失敗することはあると言いましたが、それで開き直ってはいけません。
失敗した時こそ、行うべきことがあります。
- ミスを認め、謝罪すること。
- その原因を考え次に繋げる
の二つです。
1.まずはミスを認め、謝罪することです
ミスをしたことは人に知られたくないですよね。
ミスをしたことで、「周囲からの評価が下がるのでは」と考えてしまうものです。
しかし、介護業界におけるミスは時として、命に係わるものにつながることがあります。
例えば誤薬などがその筆頭です。
そうでないミスでも、ミスを隠したせいでどんどんと積み重なり、ご家族トラブルになったりする可能性もあります。
ミスは小さいうちに、周囲に報告するようにしましょう。
また、ミスで迷惑をかけた関係者には謝罪を入れませよう。
どんな原因があったにせよ、謝罪がなければ周囲からの信頼を失うことになります。
2.次に原因と対策を考えましょう
失敗した時に何も学ばず、繰り返し同じ失敗をしていては、信頼を失ってしまうものです。
学ぶためにも、まずは原因を考えてみましょう。
大前提、この時、大切なのは人のせいにしないことです。
誰かが原因だと思っても、人のせいにしていては、自分が成長できませんし、周囲から「反省しないやつ」と思われてしまうものです。
しっかり原因を究明しましょう
原因のパターンとしては、大きく4種類に分けられます。
- 初めての遭遇
- 不勉強
- 不注意
- 誤った判断
①の初めての遭遇に関しては、誰だって、知らないことあって当然です。
そして、知らないことが原因で失敗をしてしまうことがあります。
例えば、パソコンを触ったことが無いのに、プログラミングなんてできません。
でも、知っていくことで行えるようになっていきます。
②の不勉強に関しては、本来は知っておくべきだったことです。
例えば、ご利用者さんの名前などです。
介護の仕事をするうえで、知っておかないといけないことを知らなかったというパターンです。
③の不注意に関しては、例えば、体調不良や精神的に不安になっていた時に起こってしまうものです。
注意をしていれば防げていたはずなので、とても残念なミスです。
④の誤った判断だったに関しては、判断基準や判断するタイミングを誤ったために、失敗してしまったケースです。
これは、自分の考え方の癖を学ぶことで防ぐことができるでしょう。
こういった風に、原因を究明していくことで、少しずつ失敗する確率を減らすことができるはずです。
それでもつらい時の対処方法
ただ、それでも、仕事で失敗したときなど、原因を解明して努力をしていても「辛いな」と感じることがあると思います。
そういったときはどうすればいいのでしょうか?
今回は5つの対処方法をお伝えします。
①自分の考えを外に吐き出す
自分が考えていることを、紙に書き出すようにしましょう。
これは、自分自身の気持ちを客観的に見直すことが目的です。
そうすることで、自分がどんな理由で、どんなことに悩んでいるのかを確認することができます。
嘘を書かずに、感情をなるべく詳細に物語的に書いていくと良い、という研究結果もあります。
こうすることで、自分の感情を客観的に分析する力がつき、メンタルが安定するようになります。
②優先順位を決める
仕事がツライというとき、さまざまな事を同時に考えてしまっていることがあります。
悩みごとに優先順位をつけて、できることから順々に対応していきましょう。
仕事においてなら、「どの仕事を優先的にやればいいのか」を決め、取り組むと非常に楽に仕事が出来ます。
すべてのことを自分一人で一気に解決する必要はありません。
目の前のことを一つずつ、が大切です。
③限界ラインを設定する
優先順位を決めたら、自分の限界を明確にしましょう。
そしてそれを周囲に伝えましょう。
限界を超えた範囲で仕事をし続けると、いつかは壊れてしまいます。
「自分はいま、体調がすぐれないから夜勤を減らしてほしい」等、交渉することは、自分のためにも周囲のためにも必要な事です。
④健康に気を配る
仕事でつらい時こそ、健康を大切にしましょう。
人間の心と体は二つで一つです。
健康的な生活を送っている人ほど、精神が安定しますし、心理学の実験でも運動がメンタルヘルスに好影響を及ぼすという結果が出ています。
辛い時こそ健康に過ごせるように意識しましょう
⑤誰かに相談する
最近では、ストレスチェック制度など、社会全体として働く人のメンタルヘルスを大切にしようという取り組みが始まっています。
しかし、これはまだまだ十分なものではないという意見も少なくありません。
また、上司や同僚に相談することは気が引ける、という方も少なくないのではないでしょうか?
そういった方は、公的機関やメンタルクリニックなどの病院に相談することも、一つの選択肢として抑えておきましょう。
失敗から学ぶことは非常に大切です。
しかし、失敗した時に「ツラい」と感じてしまうときもあるかと思います。
辛さが限界を超える前に、助けを求めていきましょう!
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