【対処方法も!】怒りやすい介護職が「やっていること」3選
本日は、怒りやすい介護職が「やっていること」3選をお送りします。
介護職の方からのご相談でたびたび受けるのが、 怒りやすい同僚や上司との接し方 です。
介護の仕事はチームワークが重要ですが、怒りやすい人のそばにいるとかなり不安を抱えてしまうことがあります。アンガーマネジメントという話も一般的になってきましたが、今回は怒られる側から見た守り方をお伝えしようと思います。
怒りやすい人の特徴①「ストレスが溜まっている」
1つ目の怒りやすい人の特徴は「ストレスが溜まっている」です。
皆さん自身が怒りっぽくなっているときを想像してみてください。
夜勤で疲れたときや、人間関係によってストレスが溜まっていて余裕がない時、怒りやすくなっていませんか?
実はこれ、ストレスによる脳内にあるセロトニンという神経伝達物質の欠乏が原因といわれています。
人間の脳には欲望や、感情を抑える「前頭前野」という部分があります。セロトニンは、この前頭前野という部分の働きをスムーズ油のような存在です。
この油が無くなってしまうと、感情を抑えにくくなり、キレやすく、怒りやすくなってしまうのです。
皆さんの周囲でストレスが溜まっている人も、感情が抑えにくくなっています。
イライラしている人への対処方法
こういったストレスが溜まって、イライラしている人に対しての対処法は
- 基本方針は、相手を刺激しない
- 用事があるなら、最小限に収める
といったところです。
基本方針は、そっとしておくことです。
イライラしているときに、「なんで怒っているの?何かあったの?」と聞くのは絶対NG。原因がわからない分、下手すると地雷を踏んでしまいます。
相手が本当に聞いて欲しい時、向こうから話しかけてくるのでそっとしておきましょう。
それでも、何か用事があるときは、最小限の時にしましょう。イライラしているからと言って、話しかけないでいると、問題が解決しなかったり、仕事が前に進みません。
そういったときは、伝えるべき情報をまとめ、わかりやすく、簡潔に伝えるようにしましょう。
実践例
例えばこんな感じです。
悪い例としては、
「あ、すみません。田中さんのご家族に替えの下着持ってきてもらうようにお願いってしてありましたっけ?最近、少なくなっているみたいなんですよね~。あ、あと吉沢さんなんですが、片麻痺でしたっけ?なんか様子が変なんですけど…」
良い例としては、
「忙しいところすみません。質問が2点あるのですがいいですか?田中さんと、吉沢さんに関してです。田中さんの下着が少ないのですが、ご家族に替えの下着を持ってくるようお願いってされたますか? あと、吉沢さんなんだか様子が変なんですが、片麻痺ありましったっけ?」
こんな感じで、まとめていくといいかと思います。
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ケアきょう求人・転職の無料相談怒りやすい人の特徴②「強そうに見えて、実は小心者」
2つ目の怒りやすいタイプの特徴は「強そうに見えて、実は小心者」というパターンです。
このタイプは、周りからの評価をかなり気にしています。
怒ることで、自分は上なんだ、という気持ちを持てるようにしています。
そのため、自分が怒鳴ることですぐに怖がる相手を選んでキレるようにしています。施設長や理事長にはペコペコして、気弱な部下にはすぐ怒るようなタイプに当てはまるかと思います。
実は小心者さんへの対処方法
対処方法としては
- 自分の責任ではないことを理解する
- 怒られにくいタイプになる
というところです。
怒る人の原因は、ストレス・性格といったことがあります。
もちろん自分のミスに関しては、しっかりと反省するべきですが、必要以上に怒る部分に関してはあなた自身に責任はありません。
相手の感情に流されることなく、出来るだけ受け流すことも、ストレスをためないためには重要です。
そして、このタイプに怒られないようにするには、やはり怒られにくいタイプになることが効果的です。
怒られやすい人の特徴としては
- はっきり喋らない
- 自分の意見を話さない
- 自身がなさそうに見える
- 話が長い
といったことがあげられます。
これらを少しでも無くせば怒られにくくなるでしょう。
怒りやすい人の特徴③「何か一つの考えに囚われている人」
怒りやすい人の特徴3つ目は「何か一つの考えに囚われている人」です。
このタイプは、自分の考えが常に正しいと思っている可能性があります。
それに反したことを行うと、「相手は間違っている、注意をしよう」ということで怒ってくることがあります。
例えば、「Aさんへの介助方法は絶対にこうであるべきだ」「介護をする人は、絶対にこうあるべきだ」といった考えを強く持っている可能性があります。
信念を持っていることは良いですが、絶対に正しいのだ、と他人に強要するのはちょっとダメですよね。
こういった価値観の違いで怒ってくる人もたびたびいらっしゃると伺います。
考えに囚われている方への対処方法
こういった方への対処方法としては
- 相手の怒りの発火点「べき」を否定しない
ことが何よりも重要です。
相手が、強い信念を持っていることに否定したり意見を言うことは、火に油を注ぐ結果になってしまいます。
価値観と、価値観のぶつかりなので、正解がありません。お互いの「怒り」を大きくするだけで、周囲に飛び火してしまうことになりかねません。
もちろん、長期的にみれば、価値観に関して話し合いなどをすることは大切です。しかし、何も準備がない中では、怒りによる自分への被害を最小限にすることが得策です。
まとめ
それでは本日のまとめです。
- 「ストレスが溜まっている人」は、そっとしておく。用事がある場合は、話をまとめて簡潔に伝える
- 「強そうに見えて、実は小心者」の話は、重要なことだけを聞き、怒られにくくなる
- 「何か一つの考えに囚われている人」は、話を否定せず、長期的に議論していく
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