新卒・介護業界へ初転職の方必見!「介護系面接」を徹底解説!!
「未経験だから何を言ったらいいのかわからない」
「話すことが苦手なのに…」
「面接なんて緊張してしまう…」
と悩んでいるあなた!!読めば納得!!介護系面接の攻略方法をご紹介いたします!
1. そもそも、なぜ面接を行うのか?
就職、転職に欠かせないのが書類選考(履歴書)と面接選考です。これから面接を受けようとしているあなたにとっては「何を言われるのだろう…」と不安になり、電話やメールで済ませてくれればいいのに「なぜ面接が必要なの」とふと思ってしまいますよね。
履歴書ではわからない「あなたの礼儀」
メールではわからない「あなたの声」
電話ではわからない「あなたの話しているときの表情」
面接はわずかな時間であなたのことを知ることができる、面接官にとっては大切な時間なのです。多くの面接官が「会った感じが大事」「会ってみないとわからない」と口をそろえて言うほど「会う」ことは面接を受ける人の情報を多く提供してくれるのです。
1.1. 面接を行う意図とは?
介護業界は面接を重視する業種でもあり、面接官との会話のキャッチボールが行われるため、同時にコミュニケーション能力が試されています。介護職ではコミュニケーション能力やお年寄りを敬う気持ち、スタッフ同士の協調性などが重視される職種です。
また、人間対人間の仕事ですので、あなたがどのような表情でどのような対応をするのか、採用しようとしている事業所と相性はいいかなどを見極めるために最も必要な選考手段がこの面接なのです。
1.2. 施設によっては小論文も・・・小論文を行う意図とは?
面接時間はせいぜい20~30分。長くて60分ぐらいでしょう。そんな短時間であなたの人間性をすべて理解できるわけではありません。面接だけでは見えなかったあなたの人間性、特に小論文ではあなたが物事に対して客観的・論理的に見極めることができるか、またその出来事を考え表現することが出来るかを見てみたいという意図が組み込まれています。
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ケアきょう求人・転職の無料相談2. まずは、「流れ」を把握していこう!(他業界との違いもチェック!)
採用までの流れと面接の流れをご紹介します。業種によっては採用までの流れは違ってきます。ここでは公務員や一般企業と介護系事業所での違いもご紹介しますので、是非参考にして下さい。面接についての細かなマナーは下記で詳しくご紹介しますね。
2.1. 採用までの流れ
募集から採用までの流れをご紹介します。
- 応募
求人情報をもとに、あなたが希望したい事業所へ応募の連絡をし、入社希望の意思を伝えます。 - 選考(書類選考、面接、筆記選考)
- 書類選考:主に履歴書が選考書類となる企業が大半ですが、新卒の方はエントリーシートが応募書類となり、最初に自分をアピールする場となります
- 筆記試験:試験や作文・論文などの筆記試験を行います。一般常識や志望者の考えの判断要素となります
- 面接:コミュニケーション力、人柄、表情をチェックし、入社意欲や将来性を見極められます。志望者にとっては自分をアピールする最大の場ともなります
- 採用
- 内定通知:合格者には通知が送られ、入社の意思を再度確認されます
- 雇用契約:就労の条件の確認を行い、事業所と雇用契約を結びます
- 入社調整:引き継ぎなどを調整し、事業所と入社日(働き始める日)を決定します
2.2. 面接の流れ
ここでは基本的な面接の構成をご紹介します。必ずしも同じ内容であるとは限りませんがよくある質問の流れを事前に把握して気持ちに余裕を持たせましょう。面接でのマナーは下記で詳しくご紹介します。
- 受付
受付時間の5~10分前には到着し、受付を済ませておきましょう。 - 入室
軽くドアをノックして「どうぞ」の声が掛かってからドアを開けて入室しましょう。面接官に勧められてから席に着きます。 - 自己紹介
面接の冒頭に行われるので、あなたの第一印象として残りやすくなります。相手の目を見て、明るい表情を心がけて話しましょう。人前で話をすることに慣れていない方は、事前に自己紹介文を作っておきましょう。 - 志望動機・転職理由説明
事業所が最も知りたいことの一つです。入社意欲の高さや、これまでの経験や強みが入社後どのように活かされるのかを伝える必要性があります。また、入社後のキャリアや仕事に取り組みたいことがあって、ステップアップを目指していることを伝えると好印象です。 - 募集内容の説明
事業所から任せたい仕事内容の説明や確認が行われます。その際、募集内容について認識にずれがないかを確認しておきましょう。また、仕事の条件確認も並行して行う場合もありますので、入社後に「聞いてなかった」とトラブルにならないよう、しっかりと確認をしておきましょう。 - 応募者からの質問(質疑応答)
仕事内容でわからなかったことや、不安なことを質問します。「特にありません」では入社意欲が低いとみなされてしまいますので、事前に質問を考えておくのもいいでしょう。 - 退室
席から立ち一礼をしましょう。その際「お時間をいただき、ありがとうございました」と必ず一言添えましょう。
2.3. 他業界との違いは?
公務員や企業では1次試験(筆記試験)の合格者を対象に2次試験(面接)が実施されますが、個別面接だけではなく、集団面接、グループディスカッション、プレゼンなど様々な形式で行われています。また、複数回行われるため、採用されるまでにかなりの時間を要します。
対して、介護職では筆記試験を実施せず、面接で採用を決める事業所が多いです。また、筆記試験を実施した場合でも、同じ日に筆記試験と面接を行います。
3. 対策をしよう!
不安な面接も、しっかりとした対策を行えば自信にもつながります。ここからは、対策方法についてご紹介しますので、何度も読み返して面接に備えてください。
3.1. 「受かる人」=「準備・対策をしっかりした人」
面接は、忙しい時間を割いて面接の時間をつくってくれているということを忘れないで下さい。ですので、何も調べずに手ぶらで面接に向かうことは、とても失礼なことになります。
まずは、面接を受ける事業所の理念や方針、施設形態や事業内容をしっかりと調べておきましょう。それから、3つ程質問を考えておく準備をしておき、自分から事業所について知りたいとアピール出来るよう対策をしておくと、面接当日にも気持ちに余裕をもつことができますし、気持ちの余裕は自然と面接官へ好印象となります。
3.2. 面接編
これから初めての就職を介護職に就こうとする新卒の人、これまで介護とは全く関係のない異業種で働いてきた人など、介護に関して未経験者でも就職、転職を希望する人はたくさんいます。そうした人たちから面接官が最も知りたいことは「なぜ介護の仕事に就こうと思ったのか」です。
新卒採用は社会人経験がないことが前提となるため、即戦力としてのスキルを求められることはありません。自分の考えをしっかり話すことができ、先輩の指導を素直に受け入新しい知識を吸収し成長できるのかなどをチェックされます。 ですので、採用後に成長できるという期待を持たせることが大切です。
転職者は、前職での実績や身につけたスキルを活かしてどのような即戦力となるかがチェックされます。 転職となると、年下の上司や先輩からの指導も考えられます。その場合でも、素直に聞き入れることができるか、事業所に受け入れられる人柄かどうか、また、社会人としての一般的な万マナーが身についているかどうかもチェックされます。
よく聞かれる質問と回答例(お手本回答・失敗回答)
介護職でよくある質問とお手本回答、また、その質問の意図をご紹介します。質問の意図が分かれば、あなたなりの答えも考えやすくなります。お手本回答など参考にして事前に自分なりの答えを準備しておきましょう。
Q:介護業界を志望する理由を教えてください。
経験者、未経験者に関係なく、まず初めに聞かれるのがこの質問です。介護業界はもちろんやりがいはありますが、夜勤もあり身体的に負担も大きく、楽に稼げる業種ではありません。ですので、安易な気持ちで応募しているのか、それとも介護に対しての想いがあるのかと介護業界への熱意を確認する質問でもあります。
お手本回答
- 小さい頃からおばあちゃんに一緒に暮らしていたので、お年寄りと時間を過ごしそばにいるのが好きなので、この業種を志望しました。
→何か介護に関する経験をしたきっかけで介護業界への志望という動機は現実味があります。単に体験談を話すだけではなく、体験したことでどんなことに興味を持ったか、関心が沸いたかを交えて話すと良いですよ。 - 接客の仕事では、お客様に喜んでもらえる商品を提案することが出来たとき、笑顔と感謝をいただき、大きなやりがいを感じていました。その経験と持ち前の笑顔を活かして、高齢者の方の気持ちに寄り添った介護がしたいと思い志望しました。
→転職者は前職の経験を活かしてどのような仕事をしたいのかを志望動機として話すと面接官も入社後のイメージが沸きやすく、評価も高くなります。
失敗回答
- 人手不足の業界なので私でも出来るのではと思い志望しました。
→これでは安易な気持ちなのが伝わってしまいます。「人と接することが好きなのを活かし、人手不足のこの業界、人一倍忍耐力のある私に出来る業務があるのではないかと思い志望しました。」と言い換えるだけでずいぶんと印象が変わります。
Q:(転職の方)前職の退職理由について教えてください。
トラブルを抱えてはいないか、入社しても同じ理由で辞める可能性はないのかなどを確認するために聞かれます。前職の悪口や不満、人間関係のトラブルなどネガティブな内容を言うのはやめましょう。たとえ不満があったとしても、「スキルアップのために」と前向きに言い換えた表現が賢明です。
お手本回答
- 前の職場で高齢者施設への何度か訪問をさせていただきました。何度も足を運ぶうちに利用者様とも話をするようにもなりました。その際に施設への興味と自分がやってみたい気持ちが高まり、退職をしました。
→介護職への希望があって離職したことを伝えることは好印象です。
失敗回答
- ブラック企業でひどかったので辞めました。
- 給料が安く、残業代も出ないので退職しました。
→介護職で採用されない人は、一般常識のわからない人、悪口をすぐに言う人です。「自分の成果や努力に対しての正当な評価を頂けるところで働きたいと思い退職しました」と前向きな表現で伝えましょう。
Q:なぜこの職種を希望するか理由を教えて下さい
単に介護職といっても様々な職種があります。事務職・一般スタッフ(介護職員)・ケアマネージャーの3つの職種別でご紹介します。
(1)事務職編
介護事務は、介護現場で働く介護職をサポートする職業となります。「人が好き」という気持ちだけでは介護職員の方がやりがいを感じるのでは?と思われます。人が好きなことに加えて人をサポートする仕事がしたいと伝えれば介護事務にふさわしいと判断してもらえます。
お手本回答
- 介護事務であれば、高齢者だけではなくそのご家族や地域の方、またスタッフを支える存在になれると思い志望しました。
- 前職でお客様からお礼を言われることにやりがいを感じていたので、次は現場で働く人がより働きやすい環境になれるようサポートをしたいと思い、事務職を志望しました。
- 以前に事務職を経験しており、パソコン業務や電話対応の経験を活かし、積極的に業務に取り組んでいきます。
失敗回答
- 腰痛があるので、デスクワークの事務職を志望しました。
→介護業界では腰痛はよくある問題です。「人と接することが好きなのですが、現在、腰痛があり介護職として働くことには将来不安があります。腰痛をもっていても違った形で人をサポートする仕事をしたいと思い、介護事務を志望しました」腰痛があることを打ち明けるのは構いませんが、ストレートに言いすぎるとかえって印象が悪くなります。
(2)一般スタッフ編
事業所内では大勢の利用者やご家族と接することになります。人とのコミュニケーションで成り立っている業界ですし、自分から介護に携わる職種ですので、なおさら人柄が重視されます。
お手本回答
- 私が今までの仕事で一番に考えていた人とのコミュニケーションと相手の立場に立った考えや話し方を活かして、利用者様やそのご家族と積極的にお話をしていきたいと思い志望しました。
失敗回答
- 人と話をするのが好きなので、志望しました。
→重みを感じ取れない回答なので、ここでなくても?と判断されがちです。「人と話をすることが好きで、近所のお年寄りの方ともよく話をします。その中で、近所のお年寄りの方やそのほかの高齢者の方のために自分がもっと役に立ちたいと思い、介護職を志望しました。」もう一歩踏み込んだ回答をすると具体性が沸きます。
(3)ケアマネージャー編
ケアマネージャーは専門性のある職種で専門の知識も豊富です。しかし、面接では専門知識を披露することはありませんし、逆に支援知識を述べるようでは頭でっかちと思われてしまうかもしれません。知識も必要ですが、それよりも高齢者やそのご家族がどうすればよりよく過ごすことができるのかと常に思いやりをもってケアマネの業務に取り組むことができるのかを判断しています。ケアマネに対しての熱意をしっかり伝えましょう。
お手本回答
- ケアマネージャーとして働くことは初めてですが、人への思いやりと根気強さで利用者の必要としていることを聞き出し、責任をもってより過ごしやすい生活へと導いたいと思い志望しました。
失敗回答
- 専門職なので給料が高いから
→確かに専門性があるため介護事務や介護職員に比べると高めの給料とはなりますが、そのことを言ってしまうとここより高い給料の事業所があれば辞めてしまうの?と思われがちです。「専門性を活かしたいので」とシンプルに伝える方がいいです。
想定外の質問が来たら?
上記以外でも
- あなたの長所と短所は?
- 趣味は何ですか?ストレス解消法は?
- 通勤時間はどのぐらいかかりますか?
- 最近気になった介護に関するニュースは何ですか?
といった質問が予想されます。しかし、面接当日にならなければ質問される項目はわかりません。ただ、慌てないように事前に質問内容を調べる準備をして対策はしっかりとしておきましょう。
逆質問とは?(逆質問は入社熱意をアピールするチャンス!)
面接官から「何か質問はありませんか?」と質問のチャンスを与えられ、「逆質問」の場が与えられます。逆質問の内容次第ではあなたを強くアピールするチャンスなのです。
印象に残る逆質問の例
- 社内研修が充実しているとお聞きしました。もしも採用をしていただけるのであれば、私も研修に参加したいのですが、内容や回数を教えてください。
- 御社で仕事をするうえで気を付けるポイントや心得るべきことなどはあるのでしょうか?
→「仕事に対しての積極性があり、向上心がある」「本当に当社で働きたいと思っている」と熱意と印象を与えることができます。
NGな逆質問の例
- 特にありません
→これでは、熱意がないと思われてしまいます。仮に、面接のやり取りの中で疑問が解決したのであれば「丁寧にご説明いただきましたので、大丈夫です」と答えるようにしましょう。 - 残業はありますか?勤務時間は?福利厚生は?
→仕事内容ではなく、条件ばかりを聞いてしまうと、自分の権利を主張する人と判断されてしまいます。確認はするべきですが、条件だけを先走って聞くのは避けましょう。
「お手本回答」をしても落ちる!?大切なのは「あなたらしさ」自分の言葉で伝えよう!
素直な気持ちを自分の言葉で具体的に伝えることです。単に「人の役に立つ仕事がしたいから」「人と関わる仕事がしたいから」というだけでは、想いが伝わりにくいだけではなく「別にうちの事業所でなくてもいいの?介護職ならどこでもいいの?」と誤解を招く場合もあります。ですので、もう一歩踏み込んで、** そう思ったきっかけや体験などを具体的にあなたの言葉で伝えましょう。**あなたの介護への熱意や覚悟が伝わり、より説得力が増します。
効率的・効果的な面接対策とは?
「質問の項目に対して自分の回答を書き出し、繰り返し読んで完璧に覚える」ことはやめておきましょう。 というのは、自分なりの回答を覚えることは大切かもしれませんが、一字一句を覚えようとしなくてもいいのです。逆に、一字一句を覚えようとすると緊張してしまって忘れてしまうということが発生してしまいます。丸暗記をするより、自分が何を伝えたいのかを伝えられるように練習することの方が、効率的です。
3.3. 小論文編
作文と小論文の違い
作文 | 経験・体験をもとに自分の意見や考えを述べる文章 |
---|---|
小論文 | 事実をもとにした情報から自分の考えを述べた文章 |
作文が「経験・体験をもとに自分の意見や考えを述べる文章」なのに対して、小論文は、「事実をもとにした情報から自分の考えを述べた文章」です。採用試験での小論文は自分の書きやすいように「~です。~ます。」でも構わないとされていますが、事業所や面接官にもよるので、やはり書き方は「~である。~だ。」というような書き方で進める方がいいでしょう。
内容を考える手順
与えられたテーマに沿って内容を考えていくのですが、難しく考える必要はありません。
- 結論を述べる
- ①で述べた結論の理由を説明する
- ②で述べた理由を裏付ける具体的な例を説明する
- 最後にもう一度結論を述べる
の4段階で構成しましょう。文章の面白さを評価するものではなく、自分の主張を伝えることが大切となります。ですから、抽象的な表現や根拠の薄いエピソードを語るのではなく、説得力を意識して書き進めていきましょう。
よくあるテーマと解答例
①良い施設とは?
お手本回答
良い施設とは利用者にとって居心地の良い場所であることと私は考える。
自分の要望や希望を聞き入れてもらうことは、利用者にとっては過ごしやすい環境となる。過ごしやすい環境作りの為には、職員の意識統一や向上心、また利用者への配慮が必要となるため、施設職員の質が高い施設であり、利用者との信頼関係が築かれている施設といえるからだ。
通所施設を利用者の方は日中の大半を施設で過ごし、入所施設の利用者の方は24時間365日、施設で過ごすことになる。つまり、利用者にとって施設は家となるのだ。
私たちにも家があるが、居心地が悪いと感じることはあるだろうか。家で体を休め、気持ちを落ち着かせ、また次の日には仕事に向かい、仕事が終わると家へ帰る、その繰り返しだ。家で過ごす時間と仕事の時間があるため、生活にメリハリがつき、やりがいとなり生きる活力が生まれる。やりがいは個々に違う。施設の生活、集団生活だからといって、時間を守るだけの生活では何のやりがいも生まれない。
自分のやりたいことが出来る、してほしいことをしてくれる、そんな施設での生活だと、いくら集団生活であっても居心地は良いものだ。利用者と職員の信頼関係があってこそ居心地の良い環境へ反映されているので、利用者の家族にとっても信頼できる施設、つまり、良い施設である。(547文字)
②介護施設の事故や事件を一つ取り上げ、あなたの考えを述べてください。
お手本回答
介護職員による高齢者への虐待に関するニュースが後を絶たないが、これは、研修体制や職場環境の改善が必要であると考える。
厚生労働省の「平成 28 年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」によると、虐待の発生要因として最も多かったのは「教育・知識・介護技術等に関する問題」が66.9%で、次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」24.1%、「倫理感や理念の欠如」12.5%、「虐待を行った職員の性格や脂質の問題」12.0%と答えている。つまり、介護を行う上で知識不足や必要な教育が足りないと認識している施設が多いのだ。
業務に追われて休憩時間も確保できないことは、介護職ならではの現状だ。そういった状況は職員同士が相談することが出来ず、ストレスをためやすい環境となる。ストレスをためると感情のコントロールが出来なくなり、高齢者への虐待への発端となってしまう。
また、虐待ではなくとも、知識不足による誤った介助による転倒事故。施設内では事故であっても、世間や家族からすると虐待ではないかと疑われてしまう。
初心者の職員には教育を兼ねて、ベテラン職員には初心を忘れず介助作法の確認を兼ねて、研修体制の対策として定期的な職員研修は必要なことである。休憩時間で職員同士が顔を合わせることにより、お互いのストレスや感情の異変に気づくことのできる場ともなる。自分の時間を確保し、職員同士で世間話をして気分をリフレッシュすることも必要だ。
そういったことで、職員同士の協調性も養われ、お互いが相談しやすい風通しの良い職場環境となることが、高齢者への虐待防止の対策になると考える。(693文字)
効果的・効率的な小論文対策とは?
冒頭でも申し上げたように、面接だけでは見えなかったあなたの人間性、特に小論文ではあなたが物事に対して客観的、論理的に見極めることができるか、またその出来事を考え表現することが出来るか判断します。面接と同様、あなたの言葉であなたが書くことで面接官に対しての説得力のある文章を書くことができ、印象を残すことができます。
介護職に興味をもったきっかけや体験、あなた介護職に対して感じていることについて「こんなもので構わないのか」と思うことはやめましょう。 きっかけや体験、感じ方も十人十色。あなたの感じたことは、あなたにしかない貴重なものです。他の職種ではない、この仕事でないとできないという理由を考えてください。そこから、文章を書いていくと、あなたの想いも詰まったオリジナルの文章が完成するのです。
4. マナーを把握しよう!
ここからは、服装・髪型のマナーや面接の流れ「受付・入室・面接・退室」に沿ってそれぞれのマナーについてご紹介します。
4.1. シーン別!マナー解説
服装マナー(服装・髪型・匂い)
スーツであれば何でもいいわけではなく、自分のことが相手にどう見えているのかを意識し、介護の仕事の相応しいという印象を与えられる服装、「清潔感」のある身だしなみをしましょう。男女ともに、適度なフィット感のあるスーツで、ブランドや高価なものではなく、キレイなスーツであることが重要です。
髪の色は黒色かワントーン明るいナチュラルなカラーを心掛けましょう。 また、髪が顔にかかり、表情が隠れないように、短くカットする、ヘアピンで髪を止める、ゴムで束ねるなど顔をだすようにしましょう。カバンはしっかり自立できるビジネスバッグで、靴も同様、黒・紺・茶が基本です。靴は意外と面接官にチェックされていることころでもあります。ですから、きれいに磨いておくか、新品に取り換えておきましょう。
- 男性編(事務職・介護福祉士・ケアマネ)
ワイシャツはアイロンがかったものをしようしましょう。
男性が一番悩むのがネクタイ選びですね。ネクタイはシックで地味目の方が無難です。また、柄は目立たないものやオートドックスなもので、遠目からは無地に見えるくらいのシンプルなストライプ系などもおすすめします。ちなみに、シンプルノットといわれる結び方がおすすめです。 - 女性編(事務職・介護福祉士・ケアマネ)
女性の場合はストッキングも注意。伝染しているのが目につくと、マイナスな印象を与えてしまうので、予備のストッキングを用意しておくとベストですね。そしてメイクもナチュラルメイクで、長い髪は一つにまとめ、さわやかに仕上げましょう。
爪は短く切りそろえ、ネイルは控えましょう。いざ介護職として働くとなれば、長い爪もきれいにネイルした爪、きれいな巻き髪も不要です。逆に、長い爪は利用者を傷つけかねません。そうしたことが分かっていたら、自然とおしゃれも抑えられるはずです。
受付
- 会場外のトイレで身だしなみのチェック
- 面接は会場に着いたときから始まっているという意識を持つ
- 受付5~10分前に到着する
- 受付で用件を伝える
「本日○時に面接のお約束をさせていただいております、○○と申します。人事ご担当の○○様にお取り次ぎをお願い致します。」 - 受付後の待機時間も見られていることを意識する
入室
- 名前を呼ばれたら、ドアを3回ノックし、返事があったら「失礼します」とあいさつをしてから入室
- 明るい声ではっきりと自分から挨拶をする
「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○と申します。よろしくお願いいたします。」 - 「どうぞ」と声をかけられてから、一礼し、椅子に座る
面接
面接中では以下のことに気を付ける
- 姿勢や目線に注意
- 自然な笑顔
- 早口にならないよう慌てず、はきはきと話す
- 肯定的な表現を心がける
- 質問に合う回答を
退室
- 面接終了後には「ありがとうございました」とお礼のあいさつをする
- 退室前に「失礼致します」と一言あいさつをする。
- ドアは静かに閉める
- 退室後も見られていることを意識する
4.2. 遅刻・欠席連絡の仕方
基本、面接は時間厳守です。しかし、予期せぬトラブルに巻き込まれることもあります。面接に遅れること、欠席せざるを得ない場合は、すぐに連絡をしましょう。その際、以下の4つのポイントを押さえた説明をするといいでしょう。
- 面接に遅れてしまうこと欠席することに対して、誠意を持ってお詫びをする
- なぜ遅刻・欠席をしてしまうのか理由を説明する
- どのぐらいで到着するか、大体の到着時間を伝える
- いつであれば面接が可能になるの(欠席の場合)
遅刻後も面接を対応してくれた、もしくは、日程を変更して面接を行ってくれた場合、面接時には必ず改めてお詫びを伝えましょう。
4.3. 過度に意識すると逆効果!
遅刻しているからといって、「今○○駅に着きました。これから徒歩で御社へ向かわせていただきます」など、タイムリーに面接先に連絡するのは迷惑なのです。 あなたの面接時間がずれたからといって、担当者は時間が空いているわけではないので、やめましょう。
5. いよいよ本番!「当日の心構え」&「持ち物チェックリスト!」
5.1. 当日の心構えについて
面接当日は緊張するものです。少しでも緊張をほぐせるように、深く深呼吸をし「面接が終わったら何をしよう」と楽しみなことを考えるとよいでしょう。「困った質問がでたらどうしよう」「うまくいくかな」など、心配や失敗した時のことは考えないでくださいね。
5.2. 持ち物チェックリスト
面接当日、必ず持っておきたいものはこの7点!
- A4の書類が入るカバン
- クリアファイル
- 履歴書・職務履歴書などのコピー
- 求人情報のコピー、または、会社案内など
- 筆記用具(ペンやスケジュール帳)
- 腕時計
- 印鑑
1分で登録OK
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