介護の現場で働く皆さん、お疲れ様です。
人手不足が叫ばれる中、日々、利用者さんのケアに奔走されていることと思います。
しかし、そんな介護職の皆さんが抱える悩みの中でも、特に深刻なのが職場の人間関係ではないでしょうか。

介護の仕事は、チームで行うことがほとんどです。
そのため、スタッフ間の連携やコミュニケーションが非常に重要になります。
しかし、その一方で、人間関係がうまくいかないと、仕事のパフォーマンスが落ちるだけでなく、精神的な負担も大きくなり、最終的には離職につながることも少なくありません。

今回は、実際にケアきょうのLINEお悩み相談に寄せられた介護職の皆さんの声から、職場の人間関係に焦点を当てて、そのリアルな悩みと背景を深く掘り下げていきます。
もしかしたら、「これ、私のことだ……」と感じるお悩みもあるかもしれません。

理不尽な上司との関係性

上司との関係は、日々の業務のモチベーションに直結します。
尊敬できる上司のもとでは意欲的に働けますが、理不尽な対応をされると、職場に行くことさえ苦痛になることがあります。

介護付老人ホームの生活相談員の方の場合

私は介護付老人ホームの生活相談員を初めたばかりのものです。（中略）現在上司である、生活相談員から副施設長になった方と仕事をしている状況です。
この方は、対応困難事例を私に丸投げしたり、理不尽な事で不機嫌となりあたかも私が悪いような態度をとったり、自分にはわからないことから逃げたりする最悪な副施設長であり直属の上司にあたります。（中略）こんな人がなぜ副施設長になれるのか？理解不能です。
おまけにこれまで入居対応してきた入居者もよく精査せずにとにかく入居させることしか頭になく、現場は疲弊しています。
退職者も多数出してきているようです。こんな人に対しどのように接していいのか頭が痛いですし、日々気持ち悪くなり職場にも足を運ぶことがとても重いです。助けて下さい。

この方は、10年以上の介護経験を持つベテランですが、新しく就任した副施設長との関係に深く悩んでいます。

「対応困難事例を私に丸投げ」「理不尽な事で不機嫌となりあたかも私が悪いような態度」「自分にはわからないことから逃げる」など、上司のパワハラ的な言動がうかがえます。

さらに、利用者さんの受け入れに対する「とにかく入居させることしか頭になく、現場は疲弊しています。退職者も多数出してきているようです」という指摘からは、上司の理解力不足、それが職場全体に悪影響を及ぼしている状況が見て取れますよね。

このような環境では、「日々気持ち悪くなり職場にも足を運ぶことがとても重い」と感じてしまうのも無理はありません。

閉鎖的な職場環境と陰口・派閥

介護業界ではときに、陰口や派閥の問題が表面化しやすく「あるある」と共感する方も多いのではないでしょうか？

現場介護職の方の場合

職場の陰口多かったりでとても嫌です😫転職しようと考えてますが……でもなかなか辞めれないです💦

「職場の陰口」は、職場の雰囲気を著しく悪化させる要因の一つです。

直接的なハラスメントでなくとも、常に誰かの陰口が飛び交う環境は、精神的に非常に大きな負担となります。
「とても嫌です」というシンプルな言葉に、深い疲弊感が表れていますよね。

このような環境では、同僚との信頼関係が築きにくく、孤立感が生まれやすくなると想像されます。
また、「転職しようと考えてますが……でもなかなか辞めれないです」という言葉からは、職場への不満は感じつつも、転職への不安や現状を変えることへの躊躇があることがわかります。

介護職の方の場合

御局様と上手くやっていくにはどうしたらいいですか

「お局様」という言葉は、特定のベテラン職員が職場で強い影響力を持っている状況を指すことが多いです。
みなさんの職場にもそういったベテラン職員さん、いるのではないでしょうか。

その方一人の言動によって、職場の雰囲気が左右されたり、若い職員が萎縮してしまったりすることも少なくありません。
特に、経験が浅い職員にとっては、どのように接すれば良いのか分からず、ストレスの原因となることがあります。

部署異動による新たな人間関係の壁

部署異動は、キャリアアップの機会にもなりますが、同時に新たな人間関係の構築という課題も生み出します。

デイサービスから訪問介護へ異動した方の場合

4月からデイから訪問に部署が変わり、仕事の内容もなかなか覚えられず（慣れない）ベテランさんばかりの中ただただ胃が痛くなって明日が憂鬱です。人数が居ないせいで尚更ですがデイを辞めたいと思い申し出たら訪問ではどうかと言われやっている所日々疲れてます

この方は、デイサービスから訪問介護への部署異動を経験しました。
新しい仕事内容を覚えるプレッシャーに加え、「ベテランさんばかりの中ただただ胃が痛くなって明日が憂鬱」という状況は、人間関係のつらさを感じさせますね。

新しい部署での経験が浅い中で、ベテラン職員ばかりの環境に溶け込むのはではありません。
さらに、「デイを辞めたいと思い申し出たら訪問ではどうかと言われやっている所日々疲れてます」という背景からは、自分の意思とは異なる部署異動を受け入れざるを得なかった状況と、それが精神的な負担になっていることがわかります。

自分の意見が言えない、孤立する悩み

職場の人間関係が良好でないと、自分の意見を言うことが難しくなったり、孤立感を感じたりすることがあります。

介護職の方の場合

良好でない人間関係が気になり、疲れる……。身近な職員に聞いてほしいが、あまり頻繁に話すのも申し訳ない

人間関係の悩みは、心身に大きな負担をかけます。
この方は、「良好でない人間関係が気になり、疲れる」と、具体的な内容を明かしていないものの、その影響でストレスを感じていることがわかります。

さらに、「身近な職員に聞いてほしいが、あまり頻繁に話すのも申し訳ない」という言葉からは、職場内で孤立しており、気軽に相談できる相手がいない状況がうかがえます。
これは、職場の人間関係全体があまり良くない状態であるか、あるいは特定の人間関係が悪いために、他の職員にも気を遣ってしまうという複雑な状況を示しています。

上司への不満と転職への迷い

上司との人間関係の悩みは、転職を考える大きなきっかけになります。
しかし、実際に転職に踏み切るには勇気が必要です。

介護職の方の場合

職場、仕事は楽しいですが、上司との人間関係に悩んでいます職場を変えたいけど変える勇気と自信がありません上司の顔色を伺い、気分で振り回されて、書類系の仕事は大変で、自宅に持ち帰り仕事してます

この方は、「職場、仕事は楽しい」と感じているにもかかわらず、「上司との人間関係に悩んでいます」。
上司の「顔色を伺い、気分で振り回されて」いる状況は、精神的に非常に疲弊するものです。

さらに、「書類系の仕事は大変で、自宅に持ち帰り仕事してます」という現状は、サービス残業を強いられている可能性を示唆しており、労働環境の悪化にもつながっています。
転職を考えるものの、「変える勇気と自信がありません」という言葉からは、現状を変えることへの不安や、新しい環境への適応への自信のなさ、そして上司の存在によって本来の仕事の楽しさまで奪われている状況が垣間見えます。

一人で抱え込まず、LINEで気軽に相談してみませんか？

今回ご紹介したケアきょうに寄せられた「職場の人間関係」に関するお悩みは、介護現場で働く多くの人が共感する内容だったのではないでしょうか。
これらの背景には、人手不足による業務負担の増加、コミュニケーション不足、ハラスメント、そして個人の性格や価値観の衝突など、様々な要因が絡み合っています。

介護の仕事は、利用者さんの生活を支えるやりがいのある仕事ですが、その分、悩みやストレスも少なくありません。
特に、人間関係の悩みは、日々の業務に大きな影響を与え、心身の健康を損なう原因にもなりかねません。

もしあなたが今、誰にも言えない悩みを抱えているなら、ケアきょうのLINEお悩み相談を活用してみませんか？

専門のスタッフが、あなたの話に耳を傾け、一緒に解決策を考えます。
匿名で相談できるので、職場の同僚や上司に知られる心配もありません。

LINEでの相談はこんな方におすすめです

• 周りに相談できる人がいない
• 職場で人間関係の悩みを抱えている
• 上司との関係に悩んでいる
• 職場の陰口や雰囲気に疲れている
• 転職を考えているけど、なかなか踏み出せない
• 「身近な職員に聞いてほしいが、あまり頻繁に話すのも申し訳ない」と感じている

LINEで相談するメリット

いつでもどこでも気軽に相談できる

移動中や休憩時間など、あなたの都合の良い時間に相談が可能です。

匿名でプライバシーが守られる

個人情報が特定される心配がないので、安心して本音を話せます。

専門の相談員が親身に対応

介護業界の事情を理解した相談員が、あなたの悩みに寄り添います。

あなたの悩みに寄り添い、具体的なアドバイスがもらえる

一方的に話を聞くだけでなく、状況に応じた実践的なアドバイスも得られます。

「こんなこと相談してもいいのかな？」なんて心配はいりません。
どんなに小さなことでも、あなたの悩みを話してみませんか？

私たちは、あなたの介護の仕事が、より良いものになるようサポートしたいと願っています。