YouTubeでも解説!ヤバいと言われる介護事業所の特徴6選 ブラック施設

施設タイプ紹介
2022/01/24

こんな介護施設はヤバい!

介護職の皆さんからの相談でよくあるのが、施設に関しての相談です。
その中で、この施設はヤバいな……と思ったものを何個かまとめてみました。

特徴と一緒に解決策も取り上げるので、ぜひ見て頂ければと思います!

①労働基準法を守れていない

まず一つ目のヤバい施設の特徴は「労働基準法」です。
介護施設も、しっかりとした労働を行う「法人」です。
労働を行うのですから、労働基準法で守られて当然です。

ですから、労働基準法が無視されている施設はヤバいです。

よくケアきょうのご相談に届くものとしては、このようなものがあります。

  • サービス残業が当たり前になっている
  • 残業の申請を上司に止められる
  • 退勤後や休日に上司から連絡が頻繁に来る
  • 休憩中に、仕事に対応する必要がある
  • 有休を取得させてもらえない

こういったことは、労働基準法に違反する可能性があります。
サービス残業や、残業申請を行えないようにすることは、もちろん違法です。

退勤後や休日に連絡が来て、指示を受け対応するということは、労働にあたります。

有休に関しては、取りにくいという意見もありますが、原則自由に取る必要があるものです。
しっかりと、労働基準法は守っていただきたいですね。

仲間と一緒に、上司に相談するのもいいと思います。

もし、どうしてもひどい状況・労働基準法が守られていないというときは、しっかり証拠を残し、労働基準監督署に駆け込む手もあります。

②いじめ・ハラスメントがある

二つ目のヤバい施設の特徴は、いじめ・ハラスメントがあることです。
いじめやハラスメントは、当然ですが、あってはならないことです。

代表的なハラスメントとしては

  • 地位や権力をつかった嫌がらせをするパワハラ
  • 性的な嫌がらせをするセクハラ

などがあります。

何処からがアウトなのかの基準は難しいですが、受け手が嫌がっている・傷ついているというような場合は、アウトになることが多いようです。

また、最近国の審議会でも話題に上がる、利用者さんからのハラスメントがある場合もあるようです。
こういったことが起きても、見てみぬふりをする・解決に取り組まない、ということがあると大きな問題です。
上司が職員を守る気が一切ない、ということになります。

お話しを伺った良い施設においては、利用者さんからのハラスメントがひどい場合には、

  • 原因を考えて、解決を図る
  • それでも難しい場合は、ご家族や医師と相談をして、医療ケアを行う
  • 最終的に手が負えないなら、施設を紹介し、異動してもらう

というようなことをしているところもあるようです。

こういったことができるように、周囲を巻き込んでいくと良いかもしれません。

③違法な医療行為を強いる

三つ目のヤバい施設の特徴は、違法な医療行為を強いることです。
これも、違法行為を強制しているということになります。

介護職がやって良い範囲を超えて、医療行為を行うと、介護施設は新規受け入れが停止となったり、最悪逮捕されるようなこともあると言います。

実際、2018年には無資格医療行為を指示したとして、医師法違反の疑いで、介護施設の施設長が逮捕されたりもしています。
また、介護職員が書類送検となった事案もあるようです。

ご相談で聞く、指示された医療行為としては

  • インスリン注射
  • 摘便
  • 床ずれ(褥瘡)の処置

などが多い印象です。

医療行為を頼まれても拒否して、看護師や医師に依頼しましょう。

④利用者さんへの対応が悪い

四つ目のヤバい施設の特徴は、利用者さんへの対応が悪い ことです。
虐待までとはいかずとも、利用者さんへの対応が悪い施設は、働く側にとっても悪い施設である傾向があります。

例えば、こういったことがあるようです。

  • 利用者さんの身だしなみが出来ていない
  • 利用者さんが職員とあまりしゃべらない、心を閉ざしている
  • 職員が、利用者さんに強い口調で話したり暴言を吐く

職員に余裕がなかったり、教育する余裕がないために、このようになっている可能性があります。
職員に余裕がないということは、業務効率が悪い・人手が少なすぎる、という可能性があります。

また、一歩間違えれば虐待が発生する可能性もあります。

業務の行い方を工夫したり、人手を何とか増やして、職員に少しでも余裕を与える・教育をする時間を作る必要があります。

⑤職員の年齢構成が特殊

五つ目のヤバい施設の特徴は、職員の年齢構成が特殊なことです。

これは、当てはまらない施設も多いかもしれないのですが、新人から経験年数が2年目くらいの人がある程度いて、他はベテランさんしか在籍していない、という施設があるようです。

この場合、何が起こっているかというと、

  • ベテランによる仕事の押し付け
  • 新人がリーダーになると反発が大きい

ということがある可能性があります。

お話しを聞いた限り、施設をそのベテランたちが牛耳っており、管理者も辞めさせることができない、ということがあるようです。
ほとんどのベテランさんはこのようなことをしないのですが、稀にこういったことがある、ということも知っておくといいかもしれませんね。

⑥経営者が介護現場・介護職を理解しようとしない

六つ目のヤバい施設の特徴は、経営者が、介護現場・介護職を理解しようとしないことです。

最近は、介護現場の経験がないけれど、介護施設を運営したいという人も多くいらっしゃいます。
経営すること自体は何も問題ないですし、できるだけ現場に来る・実際に現場を経験する、という人ならむしろ良い施設になることもあります。
他の産業でのノウハウを介護業界に生かす、ということもできるからです。

しかし、建てれば儲かると考えて、現場のことを無視する人もいるようです。
そうなると、介護職に負荷がかかることを許したり、実現不可能な理想を掲げてくる可能性があります。
介護職として出来ることは、他の施設に行くくらいになりそうです。


今回は、「こんな介護施設はヤバい!」と言う特徴に関してまとめてみました。

解決策にあまり具体性がない部分もあります。
それは、どうしても一人では解決できない部分が大きいからです。
そういった場合は、仲間とともに動く必要があります。

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