介護現場にありがちな厄介な上司を操る方法4選 逃げるのも手だけど?
介護職の方に聞く悩みの中でも、かなり多いのが上司とのトラブルです。
上司によって職場は変わるとはよくいったものです。
今回はどんなトラブルが多いのか、そして、どうすれば上司を操ることができるのかを解説していきます。
ありがちな上司とのトラブル
職場で頼りになるはずの上司。
いい上司に巡り合うことが出来れば、仕事にやりがいをもって、楽しく、安心して取り組むことができます。
しかし、残念なことに、そういう上司ばかりではないというのが現状です。
まずは、介護現場でありがちな上司とのトラブルを見てみましょう。
叱責されたり、注意されることが多い
まず一つ目のトラブルあるあるは、叱責されたり、注意されることが多いです。
自分に何かダメな点があるのなら、叱られてしまっても仕方のないことです。
介護の仕事は、命に係わる側面もあり、しっかりと業務を行う必要があるためです。
問題は、指導を超えたレベルのものです。
例えば
- 特に理由もなく怒られる
- 他の職員は注意されないのに、自分だけ注意される
- 利用者の前で怒鳴る、暴言を吐く
といったことです。
残念ながらこのような事は度々耳にしています。
ちゃんと指導をしてくれない
2つ目のトラブルあるあるは、ちゃんと指導してくれないです。
介護の仕事を始めたばかりの人や、転職してきた人には、指導が必要です。
分からないことがある、その施設特有のルールがある、といったことがあるはずです。
そんな時、頼りたいのが上司ですが、しっかりと指導してくれないことがあるようです。
例えば、
- 質問しようとすると逃げられる
- 質問してもあいまいに返事するだけ
- 説明が分かりにくく、理解できない
といったことです。
これでは、納得いかないまま仕事をするほかありません。
無視、仲間外れにされる
3つ目のトラブルあるあるは、無視、仲間外れにされるです。
これは非常につらいものです。
- 職員全員が参加する飲み会に、自分だけ呼ばれない
- 仕事上必要な情報を教えてくれない
といったものまで耳にします。
好き嫌いで判断することで、このようなことが起きるようです。
これでは、チームで介護をするという以前に、満足に仕事が出来ません。
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こういった上司とのトラブルですが、どのように対処すればいいのでしょうか?
すでに被害にあっている場合
すでにそのような被害にあっている場合は、解決することはなかなか簡単ではありません。
すでに被害にあっている場合は、
- 自分の実力を認めさせる
- 上司の上司に相談する
- パワハラなら相談機関に連絡する
などが考えられますが、自分の心が折れる前に他の施設に異動・転職することも良い手段だと思います。
まだ被害にあっていない場合
まだ被害にあっていない、または少しだけ被害にあっているという場合は自衛が重要になってきます。
そんなときの解決方法として、4つの上司の操り方を紹介していきます
基本方針としては、上司の気分を良くさせるです。
気分が良ければ、相手はYesと言いやすくなり、コントロールしやすくなります。
心地よい職場生活を送るためにも、相手を喜ばせるテクニックを知っておきましょう!
操り方①開放性の法則
一つ目のテクニックは「開放性の法則」です。
これは、人は胸襟を開いて自分のプライベートな部分を見せると、相手は好感を持ちやすいという心理のことです。
例えば、口うるさい上司が、実は家では娘を溺愛していた、なんてことがあると見る目が少し変わってきますよね。
家族構成、出身地、趣味等自分の内面を伝えることで、相手との距離を縮めることができます。
もちろん言い過ぎには注意が必要ですが、会話の糸口にもなりますので、自分から積極的に開示していくと良いでしょう。
操り方②返報性の原理
二つ目のテクニックは「返報性の原理」です。
人間は、人に何かをされたら、思わずお返しをしたくなるという、性質があります。
これは、
- 何かをしてもらいっ放しではモラルに反する
- お返しをしないと気分が悪い
といった、社会的モラルや人間の感情に訴えかける法則です。
例えば、皆さんは、コンビニのトイレを借りたときに、「何か買わないといけないなぁ」といってガムを買ったりしたことはありませんか?
それは、返報性の原理が働いた証拠です。
これを人間関係でも使うと、相手をむげにできないなと思わせることができます。
上司に、入職時にしっかりとあいさつをする、差し入れをするといったことで「優しくしないといけないな…」「大目に見ないとな…」と考えさせることができます。
しかし、無理して好意を伝え続けても損をするので、自分を偽らない範囲で行いましょう。
操り方③類似性の法則
三つ目のテクニックは「類似性の法則」です。
人は、自分と似た特質をもつ相手に対して好感を持ちやすいという心理があります。
自分がアイドルを好きだとしたら、アイドル好きな人がいたらつい話しかけたくなりますよね。
この法則をうまく利用するといいです。
例えば、飲み会があった時や休憩時間に、ふと上司が話した好きな事を少し勉強し「自分も実は好きなんです」と話すと、上司は「お、気が合うな!」と親しみを感じてくれます。
もちろん、全く知らないのに好きというと「嘘をついた」として嫌われてしまうこともあります。
この点は注意が必要です。
操り方④罪悪フレーミング
最後のテクニックは「罪悪フレーミング」です。
これは2010年にアメリカのノースウエスタン大学が、アメリカの大企業50社に勤める340人のマネージャーを対象に行った調査で判明した「おだてているように思われないで、上司の気分を良くする」手段です。
「おだてられているな」と感じてしまうと、人間は警戒してしまうものですし、周囲からも反感が生まれてしまい人間関係が悪くなってしまいます。
方法としては、「自分が言うことが失礼であるかのような言葉を頭につけて、ほめる」というものです。
例えば
- 「自分が言うとおこがましいかもしれませんが、説明上手ですね」
- 「こんなこと言われると恥ずかしいかもしれませんが、私服オシャレですよね」
といったものです。
前半の枕詞無しで上司を褒めるだけだと、「あ、ゴマを擦っているな」と感じてしまいますよね。
しかし、このように本題の前に枕詞をつけることで「嫌な事を言われるのでは?」と思わせることができます。
この状態で、ポジティブな事を言われると、相手の印象がかなりよくなります。
注意点としては、「失礼なことを言うと見せかけ、本当に失礼なこと」を言ってはいけません。
これでは、相手の気分を害してしまいます。
このような言い方は、「ストレートに言うよりも相手からの印象が悪くなる」ということが分かっています。気を付けていきましょう。
以上、「上司の操り方」に関してご紹介しました。
今回のテクニックを使うことで、少しでも過ごしやすい職場環境になれば嬉しいです!
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