【やらないと損】仕事がデキる介護職の習慣トップ3
介護職の皆さんも「自分も仕事がデキるようになりたいなぁ」「仕事ができる、って思われたい」なんて考えていませんか?
そういったときは、仕事がデキる人のマネをすればいいんです。
今回は、普段ケアきょうに寄せられた相談や、電話アンケートの結果をもとに、仕事がデキる介護職の習慣トップ3をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
第3位:新しい仕事を覚えるときに、使うことを意識する
仕事がデキる介護職の習慣、第3位は、「新しい仕事を覚えるときに、『いまの現場だったら~』と『使うこと』を意識する」です。
介護の仕事では、覚えることがたくさんあります。
ご利用者さんの名前、居室の場所から、その方の背景が思いつきます。
資格試験の時にも、法律や病気の名前なども覚える必要があり、覚えることがたくさんあることが分かりますね。
意識するとよい理由
仕事ができる人は、これらを要領よく覚えることが上手です。
仕事内容や、仕事に使う情報を早く覚えることができれば、その分周囲に気を遣う余裕が出来ますし、結果、仕事も早くなります。
例えば、こんな感じです。
いちいち、「あれ?あの人ってどの部屋の人だっけ?」と考え、都度都度思い出してから仕事をする人がいたとします。
またもう一人、「この人は、あそこの部屋だから、居室に行くときについでにこれをしよう」と行動する方が、いたとします。
どちらの方が要領よく仕事をこなすことができるでしょうか?
もちろん後半の、しっかりと覚えられている人です。
仕事を要領よく覚える方法
要領よく仕事を覚えるために必要な事は、「覚えるときに『使うこと』を意識する」ことです。
効率的に暗記、記憶する方法は、ものすごくシンプルに言うと、結局、「何度も何度も使用すること」です。
精神科医で、ベストセラー作家でもある樺澤 紫苑さんは「インプットの倍以上を、アウトプットをしろ」と仰っています。
つまり、「新しく覚える量の倍以上、情報を使用しよう」ということです
情報を使用する方法には、様々な方法があります。
例えば、
- 情報を自分の言葉で書き出す
- 誰かに話す、説明する
- シミュレーションしてみる
これによって何が良いかというと
- 覚えることを、理解できているか確認ができる
- 何度も覚えるべき情報を使うことで暗記が進む
ということです。
特に、不安な業務を覚えるときこそ、しっかりとした理解と、細かいシミュレーションが重要です。
初めて教わった介助方法などは当てはまりそうですね。とても重要ですし、覚えていないと自分のケガにも繋がります。
家に帰ったときに、足を広げて……等細かくシミュレーションすると良いでしょう。
資格の勉強にも応用できると思うので、今後資格勉強を行う人は取り組んでみると良いでしょう。
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ケアきょう求人・転職の無料相談第2位:「○○さんだったら」と相手の立場に立って考える
仕事がデキる介護職の習慣、第2位は「『○○さんだったら……』と相手の立場に立って考える」です。
相手の立場に立つ、ことが重要で、「自分だったら」と考えることではありません。
「自分だったら、こう感じる/こうする」というのは、自分が中心の考え方です。同じことでも、人によって捉え方は異なってきます。
よく、「自分がされて嫌なことは、人にやってはいけない」と聞くと思います。でも、人によって、嫌な事って異なりますよね?
例えば
- 夜勤明けに遊びに行くことが、できる人もいれば、あり得ないという人もいます。
- サプライズが好きな人もいますが、嫌いな人もいます。
同じことでも、人によって捉え方は異なる、と覚えておきましょう
特に介護職の仕事は、「人生の最期をサポート」を行うことです。
人生の最期に、好きでもないこと、嫌なことを「自分はこれやられたら嬉しいから」とやられることを想像してみましょう。
例えば
- 自分は、絵を描くことに幼少期のトラウマを抱えているのに、描くことを強制させられる
- 自分はピーマンが嫌いなのに、笑顔で食べるように強制させられる
はっきり言って地獄ですよね。
これでは、トラブルが起きて当たり前です。こんなことをやってくる介護職がいたら怒っても当然ですし、クレームの一つも入れたくなります。
仕事がデキる介護士は、逆です。
「この人は、将棋が趣味なので、藤井颯太棋士の話題を振ってみよう」
「この人は、家族と良い関係にないから、家族の話は避けよう」
という風に考えています。相手の好きと嫌いを把握して、うまくそれを利用しているのです。
では、どうしたらこれが出来るようになるかというと
- 利用者さんのことをしっかりと知ること
- この人だったら……と考えること
が大切になります。
利用者さんのことを知るには
- フェイスシートや、アセスメントシートを確認したり、
- 先輩職員やケアマネ・生活相談員さんに相談すること
も良いと思います。
それらを知ったのちに、その人がどんな人生を歩んできて、どんなことが嫌なのか?といったことをシミュレーションしてみましょう。
もちろん一発でスムーズにできることじゃありません。
考えてみて、実践する。そして反応を見て、次はどうするか決める。といった順序で徐々にできるようになっていくと思います。
また、これができる人は普段の人間関係も良好な人が多い印象を受けます。
ご利用者さんだけでなく、同僚に対しても、「相手の立場にたって考えてみる」といいと思います
第1位:「まぁ仕方がない」と上手にスルー出来る
仕事がデキる介護職の習慣、第1位は「『まぁ仕方がない』と上手にスルー出来る」です
一見、妥協のように思えてしまいますが、非常に重要なスキルと言えるでしょう
皆さんは
- 完璧主義
- 細かい間違いに気が付きやすい
などの特徴があったりしませんか?それ自体はとても良いことです。
このような特性は
「介助方法を完璧にして、利用者さんも、自分にも負担が少ない介護ができるようになった」
「後輩のミスにすぐに気が付いて、フォローができた」
なんてことにもつながり、とても良いことです。
しかし、それが行き過ぎるとちょっと問題に繋がります。
どんな仕事においてもそうですが、介護の世界には、仕方のないことが存在します。
例えば、
夜勤のワンオペの状態で、おむつを交換しながら、徘徊に付き合って、センサーに対応し、急患にも完璧に対応する……なんて無理です。
ご利用者さんや同僚との会話の中で、細かい間違いを毎回指摘していたら、人間関係が崩壊しかねません。
こんな風に、度が過ぎて完璧を目指せば、精神がすり減ってしまいますし、細かすぎることに気を使っていたら人間関係もうまくいきません。
仕事ができる人は、この調整が絶妙です。
例えば
- 失敗は失敗として認め、しっかり反省するが、自分を責めすぎない
- 重要でない間違いは、ある程度スルーする
といった具合です。
自分がつぶれないようにすることと、人間関係をうまく維持・構築できるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
- 介護で完璧はあり得ないことを知る
- ある程度のスルースキルを身に着けること
が大切です。
介護は、正解がありませんし、緊急時に常に「完璧な」仕事を行うことはできません。
嫌な事や小さな間違ったことを耳にしても、ある程度スルーしないと問題が発生します。
完璧主義、細かい間違いに気が付くこと、とても良い特徴ですが、
「うまくスルーできる」ようになると、よりうまく仕事がデキるかと思います。
まとめ
仕事がデキる介護職の習慣は
第3位:新しい仕事を覚えるときに、「いまの現場だったら~」を意識する
第2位:「○○さんだったら」と相手の立場に立って考える
第1位:「まぁ仕方がない」と上手にスルー出来る
介護の仕事ができる人は、さまざまなタイプがいます。
今回はその中でも電話調査で特に学びがあるなと思ったものをまとめました。
皆さんの周囲で、この人は仕事ができるな、と言う人がいたら、その特徴を教えてもらえると嬉しいです。
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