緊張してしまう介護事業所の面接!よく聞かれる6つの質問は?

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2022/01/24

緊張しがちな面接対策!

転職が多い業界ですが、良い施設ほど倍率は高いです。
面接までこぎ着けたけど、そこから内定を勝ち取れない……という方も少なくないと思います。

今回は、面接でよく聞かれる6つの質問と、面接時の注意点を3つ紹介していきます。

①前職を辞める理由

1つ目の、よく聞かれる質問は、「前職を辞める理由」です。

正直なところ、転職をする方の多くは、現職に不満があって辞める方がほとんどです。

例えば「嫌いな人がいる」「人間関係が上手くいっていない」「給料が低い」などがあると思います。

しかし、このようなことを正直に言い過ぎると、聴く側も気分が良くないですし、評価が下がってしまう可能性があります。

言い過ぎた場合、面接官からしたら、
「うちでも人間関係うまく行かないかもな」
「うちもそこまで給料が高い、というわけでもないし……」
と考えてしまうものです。

ですから、正直に言うにしても、出来るだけ前向きな内容・表現をするようにしましょう。

例えば
「新しい環境で、新しい経験を積みたい!」
「他の施設タイプも経験してみたい」

こういったことです。

また、「虐待やコンプライアンス違反がある職場なので辞めたい」という方の場合も、オブラートに包んだ表現にした方が賢明です。

あまりに詳しく情報を喋ってしまうと、「この人は機密情報の情報管理がなっていないな」という印象を与えてしまいます。
注意しましょう!

②当社の志望理由

2つ目のよくある質問は、「当社・当施設の志望理由は?」です。

「正直、そんなものない!」という人も、多いかもしれません。

しかし、「なんとなく面接に来ました」「家に近いから来ました」と言われてしまうと、面接官からしたら「時間作ってるのになんなんだ」と思ってしまうものです。

ですから、しっかりと理由は作るべきです。
ホームページなどを見て、その事業所の特徴を確認し、こういう施設で経験してみたいというように、お伝えするのが良いかと思います。

最近だと、下記の項目などに興味がある方が多いかと思います。

  • 看取り
  • ユニットケア
  • 保険外サービス

また、補足的に「家から近いから」というのは良いことです。
体力仕事の介護において、通勤時間が短いスタッフは貴重です。

また、質問に答えた後に「実際に働かれている中で、良いと感じるポイントを教えてください」と聞いてみても良いかもしれません。
面接は、お互いのマッチングを確認する場所です。
自分にあった施設なのかを確認する、大切な質問です。

③介護職としての経験や業務内容

3つ目のよくある質問は、「介護職としての経験や業務内容」です。

転職してくる、中途職員に求めることとして、即戦力になるかどうかがあります。

そのため、過去の介護職としての経験や業務内容を、事前に整理してから面接に行くと良いでしょう!

まとめておくと良い項目は、こちらです。

  • 働いていた施設のタイプ
  • その時の役職や役割
  • 大まかなシフト
  • 介護業務の内容

「この時期にリーダー職を経験した」「喀痰吸引の資格を持ち、業務にあたっていた」などの情報を伝えると、アピールになるかと思います。
ご自身の経験が浅かったとしても、しっかりと整理しておきましょう。

④過去の介護業務で大変だったこと

4つ目のよくある質問は、「介護業務で大変だったこと」です。

これもよく聞かれることですが、難しい質問でもあります。

仕事をしていて、大変だったことや失敗してしまった経験もあると思います。
注意点としては、①と同じなのですが、大変だったことをベラベラ喋ってしまうと「不満をすぐに言う人」と見られてしまいます。

端的に話すこと、そして、コンプライアンスはきちんと守る必要があります。

話の構成として、

  • 大変だったこと、辛かったことを話しつつ
  • そこからどう乗り越えて
  • 何を学んだのか?

という形にすると、前向きに適切に話すことが出来ます。

⑤人柄に関する質問

次のよくある質問は、「ご自身の短所と長所は?」「周りの人からなんて言われていますか?」というものです。

この質問の意図としては、このようなものです。

  • 単純にその人自身を知りたい
  • 自分を客観視できているか知りたい

比較的、伝えやすいのは長所だと思います。

短所は、なかなか表現しにくいですよね。
「性格が悪いんですよね~」なんて言ったら、大問題です。

基本的には、「長所は○○ですが、度が過ぎて短所になっているかも」という形が、言いやすいと思います。

しかし、長所や短所を自分で把握することは難しいものです。

なので、出来れば周囲の方に聞いてみるのも良いです。
恥ずかしいかと思いますが、客観的に見るためにはこれが一番です!

⑥今後の展望

6つ目のよくある質問は、「目標やキャリアプランを教えてください」というものです。

この質問は、言い換えると「長く勤めてくれる人なのか」を確認していると言えます。

介護業界は人手不足ですから、採用してもすぐに辞めてしまう可能性がある人は、採用を見送りたいのです。
そのため、この質問は、特に短期的に転職を繰り返している人が聞かれやすいと思います。

そういった方の場合、「どうして転職したのか、理由を整理しておくこと」「今後は、落ち着いて長く勤めたい」という意思を、伝えると良いと思います。

また、今後資格を取得したい、管理者等になりたいという方は、その旨をお伝えしておくと「向上心が強いな」と評価してもらえるかもしれません。

面接における注意点

面接における注意点の1つ目は、見た目もすごく大事ということです。

アメリカの心理学が提唱している「メラビアンの法則」では、人の印象は

  • 話している内容:7%
  • 言葉のトーン:38%
  • 見た目:55%

の割合で決まると言われています。

身だしなみを整えて、緊張しすぎず、楽しんで会話することで、印象が良くなると思います。

2つ目は、取り繕ってはいけないということです。

いろいろと解説しましたが、嘘をついたり、あまりに取り繕いすぎても、採用された後に「あれ?こんな人だっけ」「面接で嘘をついたな」と思われてしまいます。

多少の化粧はいいですが、やりすぎは避けましょう。

3つ目は、こちらも選ぶ側だということです。

今は介護の人で不足ですし、働く側も職場を選ぶ権利があります。
礼儀正しくしつつも、「ここはどんな施設なのか」という観点は忘れずに行きましょう!

今回の記事で、面接を勝ち取り、より良い介護職ライフを送れることを祈っています。

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