ハードルは低くない!介護の仕事をやっていて嬉しかったことは?

介護職あるある
2022/01/31

今回は、介護の仕事をしていて良かったことに関してご紹介していきます。

介護業界の印象は悪い、というのは良く聞く話かと思います。
確かに、この業界に問題はたくさんあります。

しかし、問題だけでなく良いところもあるはず!
ということで、今回はケアきょうで行ったアンケートをもとに、介護の仕事をしていて良かったことをまとめてみました。

介護の仕事をしていると言われること

まず、介護の仕事は業界外の人からはどう思われているのでしょうか?

介護の仕事を知らない人からの言葉

座談会や電話相談でたびたび伺うのが、介護の仕事をしていることを友人に言うと、
「すごいね、私には絶対にできない」
と言われる、ということです。

実際に介護の仕事をしている本人からすると、「楽しく仕事をしている」「誇りをもって仕事をやっているのに……」とお話しをうかがうことが良くあります。

リクルートの調査を見ると?

リクルートが行った、介護職に従事していない人への介護業界への就業をためらう理由に関するアンケートを見てみましょう。

介護業界への就業をためらう理由は、下記が上がりました。

  • 体力的にきつい仕事の多い業界だと思う
  • 精神的にきつい仕事の多い業界だとおもう
  • 給与水準が低めの業界だと思うから
  • 離職率が高い業界だと思うから

確かに、そういう側面もあります。

しかし、どの業界にもきつい側面などがあるものです。
その一方で、この業界を選んだからこそ得られたこともあるはずです。

介護の仕事をしていて良かったこと

それでは、ケアきょうで行った「介護職になって良かったこと」アンケートの結果を見ていきましょう!

第5位:先行きに不安がない

第5位は、先行きに不安がないです。

社会的地位が高い。家を建てる時、所得があまり高くないがローンを組めた
喰いっぱぐれもないので、先行きに不安が少ない

これは、隠れた魅力ですね。

介護福祉士は、国家資格です。
そういったところでは、食べていけなくなる、という不安は確かに少なそうです。

第4位:仕事で学んだことを、実生活に生かせた

第4位は、実生活に生かせたです。

夜勤なども前はやっていた為、痙攣などの対応や薬の知識も少し身につき、子供が痙攣を起こしたとき、怪我やアレルギーが出た時に冷静に対処できた
熱中症で倒れている人の命を救うことができた。介護で仕事してたから、迅速に行動できました

介護の仕事、ならではですね。
命にかかわる仕事をしていたからこそ、命を救うことができた、という経験はなかなかありません。

第3位:人生の先輩に関わっていられる、学ぶことがたくさんある

第3位は、人生の先輩に関わっていられる、学ぶことがたくさんあるです。
この意見も非常に多かったです。

プロポーズされたが結婚を迷っていた時、私にとって癒し系の認知症の利用者さんに「結婚してもいいか迷っています」と相談したら利用者さんが「その人は身体が大きい人か?身体が大きい人は心が優しいよ」と言って下さったお陰で結婚を決めました
戦争を経験した人の話を聞いて、自分が生きているこの時代に感謝できるようになった

なかなか深い話を聞いていますね!
自分の人生に関わる話を聞けるのは、この仕事ならではですね。

第2位:自分がいるから、ここにいたいと人に必要とされる

第2位は、人に必要とされることが嬉しいということです。

普段寝たきりのご利用者様と出来るだけ関わるようにし、食事介助をしながら談笑するのを楽しみしていたら、ある時その方から「あなたがくると部屋にいても声が聞こえて賑やかになるから来てくれると嬉しい」と言って頂いたこと
利用者様やご家族様に、「ありがとう、あなたが来てくれて良かった」と直接よろこんでいただけた時、素直にうれしいです
大変な事も沢山あるけれど利用者さん達が笑顔をむけてくれたり「あんたがいるからここに来たい」といってくれたりと、気持ちが温まることも多々ある
コール対応で居室に伺った際、「あ~良かった!あなたに来てほしかったのよ。いつもありがとうね~」と言われた時。とても嬉しくなりました!

こういった意見が見られました。
生活を支える中で生まれた信頼感は、他の仕事ではなかなか味わえないことかもしれません。

第1位:ありがとうと言われる

そして生えある第1位、ありがとうと言われるです。
こちら、非常に多くの人からご意見いただきました。

介助をしたときに「いつもありがとう」「担当してくれて良かった」と言われた
「あなたで嬉しい」とか「いつもありがとう」とか、名前で呼んでくれる(下の名前・ちゃん付け)
施設で看取りをした後に、ご家族から「介護施設に預けるのは不安だった。でも、父がいつも感謝を言っていた。この施設を選んで本当に良かった。ありがとう」と言われたこと
利用者さんの最期を看取った時に家族の方から「本当にありがとうございました」と言ってくれて、1周期の時に手紙を下さった時、本当にこの仕事していて良かったと思いました。人生の最期に携われる本当に素敵な仕事だと思っています

こういった意見が非常に多かったです。
生活に寄り添っているからこそ、他の仕事以上に「ありがとう」と言われるのかもしれませんね。

番外編

また、それ以外にも様々なものがあり、

  • 今の奥さんに出会えた
  • 趣味仲間に出会うことができた
  • 子育てしながら仕事ができた

といったものもありました。

知らないだけで、たくさんの魅力があるのが介護業界ですね!

以上、介護の仕事をしていて良かったことをまとめました。
確かに、待遇改善、負荷軽減など行うことはたくさんある業界です。

しかし、すべてが暗い業界ではありません。
待遇改善などすれば、もっとこの業界に入りたい、関わりたいと思う人も増えていくのではないでしょうか?
介護業界の職場環境が少しでも良くなるように、私たちも取り組んでいきたいです。

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